千葉県出身、15歳の中村麻里子です。
自分の名前呼ばれ、二次審査通過の安堵も束の間、
「もう一度お部屋に入っていただき、名前と年齢を言ってください」と言われ、再び審査員の部屋へ。
(出身地もあったかもしれない…文章の流れを止めてしまうけれど細かいことまで記しておきたくて書いてしまった…!すみません!)
二次審査を通過したと勘違いして高まってしまった気持ちと、
もう一度審査員の前に行くという緊張で、
自分の心臓がノックする音が一段と早くなった。
「失礼します。」
5~7人の年齢も出身地もバラバラな女の子が部屋に入る。
今回は自己PRがない。ただ名前と年齢(と出身地)をその場でいうだけ。存在感とか醸し出すオーラとかでも見ていたのだろうか…
「〇〇〇〇、〇〇歳、〇〇出身です」
「千葉県出身、15歳の中村麻里子です」
・・・
続いて、審査員が名指しで質問をはじめた。
・・・「京都出身?ってことは京都かな?遠いけど、合格したらどうする?」と一人の女の子に質問が投げかけられる。
するとその子は「はい、上京するつもりでいま・・・いや、上京します。」と言い放った。
当時15歳のわたしは
「なにこの子!すごい!かっこいい!言い切った!強い!絶対受かる!」と勝手にまた審査員をしていた。
わたしがカッコイイ!と思ったその子は、のちに9期として同期になり、総監督も務めた京都出身の横山由依ちゃんだった。
指名制の質問が終わった。
わたしが質問をされることはなかった。
部屋を出て、一息つき、わたしの立ち振る舞いはどうだったのか、もはや質問されていないから不合格か!なんて脳内ポイズンベリーのように会議を開こうとしたその時、
「名前をお呼びします」の掛け声とともに名前が読み上げられた。
「〇〇さん、〇〇さん、〇〇さん・・・」
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「以上の方は―――」
わたしの名前は呼ばれなかった。
素直に喜びます。単純にやる気がグーーンと出ます。だって人間だもの。というより、ページをスクロールしてここまで最後まで読んでくれてありがとうございます!