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ひとりって寂しい?|ひとりごと


ひとりは好きですか?
私は好きです。

「ひとり」という言葉から連想するのは、のびのびする感じ、わくわくする気持ち、など。

私の中ではポジティブな印象の言葉です。

思えば、小さい頃から1人で留守番するの好きだったな。
生粋の「ひとり好き」です。

大好きなオスロコーヒー
引っ越す前はひとりでよく通った


最近、ポッドキャストで大久保佳代子さんの「らぶぶらLOVE」をよく聴いています。

晩ご飯を作るときや、アルバムを作るときに。

アルバム、いいよね。
スマホの中にある写真って、見返すことありますか?私はないです。
コンビニでスマホの写真を印刷して、せっせと作っております。

閑話休題。

「らぶぶらLOVE」は、リスナーの恋愛や人間関係の悩みを、大久保佳代子さんと相方の放送作家さんが赤裸々に答えてくれる、という番組です。

とっても面白いので過去回も遡りながら聴いています。番組の倫理観は、賛否ありそうだけど。

そのなかで、30代くらいのリスナーさんから、「私も大久保さんのように独身を謳歌したいです。いとうあさこさんのような独身友達を作るにはどうしたらいいですか」というようなお悩み相談の回がありました。

そこで、大久保さんがこんな風に言っていたのです(正確な抜粋ではないです、すみません)↓

「テレビで見せているのは一面に過ぎない。実際は、そこまで楽しいばかりではない。やっぱりひとりは寂しいよ。結婚を諦めるのはまだ早いんじゃない?」

私、これを聴いて、大久保さんってすごいな、と思いました。

ひとりが寂しいと堂々と言える人、そのうえで、チャンスがあるなら結婚を諦めないでと言える独身の人、めったにいないと思います。

かくいう私も夫と出逢う前は、孤高の独身貴族を目指していました。
ひとりが好きだったし、それなりの稼ぎもあったので、時間もお金も、自分だけにたっぷり使いたいと思っていたのです。

でも、今思えば、「私が結婚したくなるような理想的な人間が、私と結婚してくれるなんてミラクル起こるはずがない」といった諦めがあったんだよね。

それまでの恋愛は、変に気を遣って楽しめないものばかりだったので。


25歳くらいで、「もう恋愛いいや。ひとりで生きていく」ってなんとなく決めました。

それまでは、「私は結婚(できないんじゃなくて)しない。ひとりで自由に生活して、一生自由に恋愛してたい」なんてことをぬかしていました。

でも、それからは、結婚の話になると「私は結婚向いてないから、できないと思う」というシンプルな回答に落ち着きました。
変なプライドを捨てた感じ。それに、こっちのが本音に近かったと思う。

というのも、会社の独身貴族が、「だから結婚できないんだよ」と同僚にとからかわれたのに対して、「結婚できないんじゃなくてしないんだ」とキレた(こんなドラマあったよね)という話を小耳に挟んで、シンプルに「ダサいな」と思ったから。

当時の私って、あけすけな感じなのに変に気を遣うところがあって、他人と同じ部屋で寝るの苦手だし、体型が崩れるから出産断固拒否だし、って挙げたらキリがないほど、結婚できなさそ〜〜な理由があったんだよね。

あと、40〜50代の人たちを見てると、当時の自分の目には、家族がいる人より独身の人の方が断然カッコよく映ったのです。

何にも縛られてなくて、自由で。

家族がいても、独身でも、人は孤独から逃れられないものだと思っていたし。

ひとりでいるよりも、「ああ、自分で選んだこの人も、結局自分を全く理解してくれていないんだ」と悟った時の方が、よっぽど深い孤独に陥るだろう、と思っていた。


ただ、実際は。
結婚してよかったです。今のところ。

もちろん今後、鬼束ちひろの「月光」よろしく「この腐敗した世界に堕とされた  How do I live such a field?  こんなものの ために生まれたんじゃない」という考えに取り憑かれる日が来るかもしれないけど(これは私の人生ソングのひとつ)。

ただ、そういった不安要素を差っ引いても、一回してみるといいかも、結婚。


もしも、若者が薄暗いバーのカウンターでダイキリ片手に「私、結婚向いてないと思うんです。それに、周りにいる年上の人たちを見ても、独身の人の方がずっと楽しそう」なんて言ってたら。

「外から見るほど案外楽しくないよ、時には夜中にひとりで膝抱えて寂しさを噛み締めるときもあるんだよ」みたいなことを、言ってくれる大人がいたら。

私はそのどちらにもなれないけど。

「結婚した方がいいよ」って、結婚してる人に言われるのは、違うんだよね。上から目線のアドバイスに聞こえるから。

「でも私、あなたみたいになりたくないので。余計なお世話」って思われるのがオチ(かくいう私がそうだった...尖ってるぅ〜)。

自分より若い悩めるシングルに、果汁100%ストレートジュースな言葉をかけられる大久保佳代子さんて、素敵な大人だな、と思った秋の夜長でした。

当時は挙げるつもりのなかった結婚式も、
やってよかったです

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