手を差し伸べる優しさと支え過ぎない優しさがあります。
困っている人がいて、声かけや助が必要な時はもちろん手助けが必要です。
そんな時に、フットワーク良く立ち回りができたり、なんなくサポートに
はいれる人はとても素敵な優しい人だと思います。
だけれど、困っている人にはHELPを出す能力が必要で、なかなか相談ができない人なのか、能力はあるけれど自分からはHELPしないのか、相談したいことを主訴を変えて色々な所を回ってしまう人なのか。
問題を抱えている人のことを良く知ることが大事です。
場面にもよりますが。
どんな問題でどう困っているのかを一緒に捉えることや、どこまでができてどこからどのような支援が必要なのか。時間がかかってもゆっくり一緒に理解しながら、事を進めるということが非常に大事だったりするんです。
福祉制度においてもそう。気づいたら親が利用できる制度を手続きをすべて
やり終え、自分がどんな制度を利用し、障害年金でどのくらいもらっているかを知らず、管理をしていない。手帳を取得するのに、躊躇していたけれど
淡々と手続きが進み、自分の状態を受容する間がなく支援だけが先に進む。
ケースバイケースなので、もちろん積極的な援助が必要であることもありますが、利用できる制度を早急につけることがベストとは思わないこともあると思うのです。そんなケースをいくつも見てきました。
できる範囲できちんと本人の理解する流れで、事を進めること。すごく大事なんです。丁寧に説明をして寄り添えばいいのです。
誰においてもです。
高齢者においても同様です
能力があるのに、ついつい先回りをし手をかしてしまう。
手を貸しすぎてしまって活動の幅やちょっとした動作を減らしてしまう。
買い物に一緒に行くときは、足腰痛がって歩みが遅いから
すぐに車いすを使ってしまう。するとあっという間に筋力は落ちてしまいます。
高齢社会になった今、買い出しに行けないご高齢の方が本当に周りで増え
配色サービスやデイサービスがどんどん増えていますが。
自宅の敷地から出られないおうち、何件見てきたでしょう。
近所の知り合いのおうちでしたら、たまに様子を見に行って、
庭先に呼び出したり、わざわざ窓の方に呼び動かして、
重いミカンの入った袋を手渡して、落とさないでね!
圧をかけます。子どもが暇していたら、容赦なく子どもも使います。
届け物してきて、安否確認よろしくねw
今は、就労支援事業での仕事をしているのですが
ここでも関心を受けることばかり。
なんとなく、一緒に活動をして工賃をもらうために作業をやりこなす
そんなイメージでいたのですが。(昔の作業所はそんな雰囲気でしたから)
すごくオフィス感があって、淡々と手を借りずにやり進めているのです。
始終ずっと。作業内容と能力をみて利用者様にあった的確な指示だし。
こんなにもできることを見つけて、仕事を選んでもらって、より良い環境で
就労して頂く。よくできているなと感心しました。
その分、職員は工賃を上げるための努力をします!をモットーに。
年齢関係なく、一人一人に何かしらの能力はあって
それを見つけて、引き出したり引き出されたり。
支え支えられ、どんな風に開花するかは分からないですけれど
そもそも開花がどの段階をさすものなのかも分からないですけれど、
相手の行動や、能力、理解や判断。そういうものを尊重しながら
生活をしていく大切さ。小さい小さいことでも、
小さい子がやりたい、やりたくないっていう気持ちを聞き取る
努力も。
相手の気持ち、能力を奪わない関わり方。
そんな自分でいたいです。
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