#24、轡・銜・鑣・馬銜(くつわ)
これはさすがに語句の説明をせねばね。
なんか、なんかの八つを失ったから忘八って言うらしいけど長くて読むの大変だったからやめました。よければご自身でどうぞ。
これが落語の世界なら、「あいつは忘八だからなあ」と言って心配されたり呆れられたりするんだろうか。現実の世はかなり厳しく、私は創作者の端くれとして遊女というものを調べたことがあるが、生まれてから死ぬまでを邪魔にされたり振り回されたりしている。
遊女で一番有名なのは誰だろう。紺屋高尾の高尾太夫、吉野や薄雲だろうかね。
遊郭はヒエラルキーえぐいのでただえっちができるところでは無い。禿から新造くらいは私にもわかる。太夫は一番位が高く、多分私だったら1時間だって一緒に入られない。御目見することがまず高額で、お小遣いも周囲に渡さないといけないしあーだこーだ。
格子女郎というものもある。格子の中で男を呼んで、寝てもらう。若いのは多分ここらへんにあてがわれるのでは無いだろうか。
ファンタジーごりごりの花魁小説、また書きたいですわね。
ここで勉強できたのは、日本語の仕組み、着物のあれこれ、遊郭周辺の経済状況や折檻という言葉。教育の仕方や色や艶。癖(へき)とよばれるどやさどやさ。
美しいことは純粋に考えると良いことだ。でもそれは「人間が見てどうか」であって、花の形や色、花粉や萼の仕組みは理に適ったものである。虫がいかに花粉を運んでくれるかによる。
手を変え品を変え、命はつながってきた。
なぜ遊女屋の主人が轡と呼ばれるかに関しては、あからさまに、遊女を馬扱いして働かせるということと、心身を繋いでおくという意味があるだろう。
彼女らはそれでもプライドを持って働いていたものも多いだろう。親に売られ、それでも体で稼いでいる。高位になればなるほど自分の価値を金に変えて、健気に生きている。
まいどどうも〜