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小説執筆時のちょっとした用語集

こんにちは!小説家(自称)です!
こんなものやこんなものを書いています!

今回は、小説は書いた!アップロードや本にしたいけど、この形式で大丈夫かな?という方に向けてお話ししていきたいと思います。よろしくお願いします!

──執筆時編──

字下げ

作文の授業でやったあれですね!1字分空白を作ればOKです。
段落については一般的に「一段落でひとつの話題を取り扱う」ようで、厳密な決まりはありません。ただ、一段落が長すぎると読みづらいので適宜段落分けしましょう。こんな感じです!

小説「お月さんと僕」より

私はこれは癖の範囲で適当にやってます。でも横書きならあまりしないことかなと思いますので、どちらでもいい気がします。

字を開く・表記揺れ

「じをひらく」とは……
ざっくりと、「漢字で書く部分をひらがなにする」ことを言います。

先程の画像では、「ご馳走」を「ごちそう」と書くことが「字を開いた」部分です。

「先程」も「先ほど」や「さきほど」とすることもできます。

一般的に、漢字2割、ひらがな8割が読みやすいと言われています。少しずつ変動はあると思いますのであくまで参考に、この部分でも読みやすさを調整することができます。

表記揺れは、先ほど開いたことを忘れて、同じ物語の中で「ご馳走」、「ごちそう」などが混在している事です。

表記揺れは、読者は結構気にします。ここになにかの意味を持たせる時もあるのですが、表記は合わせた方が綺麗です。

ちなみに、「たとえ火の中水の中」などの「たとえ」は、ひらがなです。「例え」とは書きませんのでご確認ください。



──入稿時編──

禁則処理

自由に物語を紡いでいくと、こんなことが起こります。

禁則処理Wikipedia

小説「お月さんと僕」より

句点(読点)が、一番上!!やだ!
そんな時活躍するのが禁則処理です。

縦式アプリ

執筆ツールにはほとんど必ずこちらの項目があります。オンオフなのか、やり方はさまざまですが、まずはここが働くようにチェックします。

縦式アプリ

その後、なにを禁則処理するか登録する画面が出るので、そこでお好みで登録します。句読点は最初から入っていることが多いです。

小説「お月さんと僕」より

するとこのように読点が下へ!いきました!
これで読みやすくなりましたね!

段組

1ページの中に、1行何文字、何行組み込むか、ということを今回は指します。

小説「お月さんと僕」より

私の場合はこんな感じです。
17行40字(A6の場合)
奥付にも記載して忘れないようにしています。
本のサイズによって変わると思いますが、お気に入りを見つけていくのは楽しいものです。

2段組はこちら。A5サイズだとこの方が読みやすいように私は感じます。(28字25行)

小説「お月さんと僕」より


中表紙

こんな感じのものです!あってもなくてもいいけれど、短編集ならあるとさまになりますね。

私はPDF入稿の印刷所を利用するのでCanvaで作ることが多いです。

塗り足し

ジカキ、ガゾウノコト、ワカラン……
大丈夫です。誰かに聞いてもいいのです。なんとかなる。

印刷所の入稿テンプレートをご覧になった方ならわかると思いますが、何本かの枠線があります。

塗り足しって?プリントモール

せっかく表紙を素敵に作ることができたのに、塗り足しがなくて綺麗に裁断できない!裁断しないような注文は、多分出来るところもあるでしょうけど、三辺ギザギザになってしまいますね……。天アンカットはかわいいですけどね…。

ノンブル

ページ番号のことです。PDFで連結されていればなくてもいいということもあるでしょうけれど、小説の場合は目次も欲しいのでつけておきたいですね。

印刷所によっては必ずつけるようにとしているところもあります。ご確認ください。

天・地・ノド・小口

天!本の上!
地!本の下!
小口!本の外側!
ノド!本の内側!

私個人はノンブルを下に置くことが多いので、地とノドは広めにとることが多いです。

こんな感じでしょうか?他にも何かあれば書き足したいと思います!あ!でゅ!

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