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新しい働き方AWARD受賞!アワードを終えた今、思うこと

それは忘れもしない、1月24日(金)午前10時頃のこと。まさに絵に描いたような快晴の空だった。

いつものように子どもたちを登園させた後、帰宅。「さあ、これから始業だ」と思っていたとき、ふと開いたSlackには見慣れない方からのDMが届いていた。

メッセージの送り主は、ハマさんこと長濱裕作さん。研究員制度4期総合プロジェクトマネージャー(以下、PM)だ。

DMを開くと、そこにはこんなメッセージが綴られていた。

この度は研究員制度へのご参加ならびに、最終報告書の提出をいただきありがとうございました。厳正なる選考の結果、きゃんまり様に新しい働き方AWARDを贈呈させていただくことになりました。誠におめでとうございます!

びっくりした。嬉しかった。そして、研究活動に関わってくれたいろんな人たちの顔が浮かんだ。

受賞が分かってから新しい働き方AWARD(以下、アワード)までの3週間、アワード当日、アワード後。その時々でさまざまな感情が湧き上がった。それらの感情を忘れないうちにここで言語化しておこうと思う。


ランサーズ新しい働き方LAB研究員とは

私は、ランサーズ新しい働き方LAB研究員(以下、あたラボ研究員)第4期生として、2024年6月から11月にかけて6ヶ月間、実験をしてきました。

研究員制度には、自分のやりたい実験を自由に企画できる「自主企画」と企業が設定したお題に参画する「指定企画」の2つがあります。

私は、なかでもニューワーク手帳(以下、NW手帳)の指定企画『デジタル全盛時代に、アナログな手帳を活用して「新しい働き方」は推進させられるか?』に参画しました。

ここでは、手帳を「つかう」実験と「つくる」実験をしながら、自分の実験テーマ「叶えたいことを自分の手で書き出すと、人は自発的にそれらを叶えるための行動をするのか?」に基づいて研究をしていました。

半年間の研究を経て、出した検証結果は最終報告書にまとめています。

最終報告書では語りきれていない研究成果

私がこの半年間でやり遂げたことは大きく3つです。最終報告書の提出期間初日には提出してしまったので、実は最終報告書に書いていない成果もあります。ここではそれも含めてご紹介します。

◉書くことは夢を叶えるパワーがあると証明した

NW手帳の後半には50LISTがあります。ここには、50のやりたいことや夢を書き込むことができます。

研究活動が始まりいち早く手をつけたのが50LISTでした。ここに私が研究期間中に叶えたいことを50個書き込み、叶えたらその上に赤線を引き、叶えた日を書く。そんなことを続けていました。

また、6月29日(土)にはオンラインイベント「Three Month Achievement Show! 未来日記を書いてみよう-season2-」に参加しました。未来日記とは、未来の自分がこのときにこれを実現していると自分自身と約束するもの。

このワークショップで、3ヶ月先、つまりマンスリーカレンダーの9月30日にそのときまでに叶えていたいことを書き込み、それを参加者間で宣言し合いました。

結果として、半年間で50LISTのうち42個の夢を叶え、9月30日に書き込んだ夢もその日までに叶えることができたのです!

やりたいことや夢を叶えることは自分との約束を守ることであり、それを達成していくための行動を考えたり工夫したりするのがもう楽しくて楽しくて。私のなかで好循環が生まれていました。

◉NW手帳2025年版のプロモーションイベントを開催した

デジタル全盛時代にあえて自分の手で書くことにはものすごいパワーがあることを実感した私は、その実体験を自分の言葉で伝えつつ、新作のNW手帳の販売促進に役立てたらとイベントを企画運営しました。

この運営に携わってくれたのは、JUNKさんちはるさんきゃっくちゃんさっこさんあかりさん菖蒲さん

JUNKさんは指定企画NW手帳のPMとしてチームをまとめてくれた方であり、「イベントをやりたい」と相談したときに「叶えましょう」と背中を押してくれた人。

ちはるさんは3期から研究員としてあたラボに関わり、3期での実験を通して生み出したサービス「いいこと屋さん」のモニター募集をきっかけに出会った人。私が研究員制度を知るきっかけを与えてくれた人でもあるキーマンす。

きゃっくちゃんは研究員ではなく、キャリアスクールのコミュニティを通じて出会った人。コミュニティの中で一緒にいろんな挑戦をしてきた、相棒的な存在。

さっこさんも研究員ではなく、キャリアスクールのコミュニティを通じて出会った人。私が創りたい世界を創ろうとすでに行動されていて、その行動の姿をお見かけするたびに一緒にその世界を創りたいと思わせてくれます。

あかりさんはイベントバナーのデザイナーさんを募集したことで出会ったデザイナー。あかりさんのデザインが好きで、その後名刺作成まで発注させてもらいました!

菖蒲さんは7月の研究員全体定例会の交流タイムで同じお部屋だった研究員同期。なんと現在、私の地元鹿児島にお住まいということで意気投合し、活動期間中オフラインでお会いした唯一の同期なのです。

一人よりチームで成し遂げることのほうが楽しいし、発信力も高まることはこれまでの経験から感じているので、こうやってあたラボの域を越えてさまざまな人を巻き込み、イベントを実施。

当日のイベント参加者のなかには、お馴染みの方やイベントを通じて初めて出会った方などさまざまな方々に支えられ、イベントを終えることができました。

◉NW手帳メンバー以外の研究員同期を巻き込んで交換日記をした

研究活動中、指定企画NW手帳メンバーの間で「オトナの交換日記」をしました。これは、NW手帳に思いを寄せ合い、それを次に渡したいメンバーへ郵送するという企画。小学生の頃に流行ったあの「交換日記」です。

SlackやLINEなどの連絡ツールが普及し、いつでもどこでもデジタルですぐにテキストや画像などを送り合えるこの時代に、この取り組みに挑戦。手書きで労力も郵送料もかかり、さらには個人情報を聞くといった時代に逆境した取り組みこそ、私の実験をより加速させました。

私が交換日記が届いたときにはすでに何名かのメンバーの手元に渡っていてそれぞれが思い思いに言葉を綴っていたり、次に渡っていくメンバーへ問いを与えていたりしました。

「この人、こんな字を書くんだ」「こんなことが好きなんだ」「今、こんな感情を抱えているんだ」…交換日記を読むとデバイス上では伝わらない人柄や温かみと、交換日記がもたらす効果を実感。それと同時に、「これをNW手帳メンバーの間だけでやるのはもったいない。プロモーションの一環として、NW手帳メンバー以外の研究員たちに回せないだろうか?」と考えるように。

そうして9月26日(木)、未使用のNW手帳に「旅人」としての役割を与え、旅をさせました。

送り先は、研究員同期で唯一オフラインでお会いした菖蒲さん。そこからふーみんさん、えの季さん、姫野さん、オノザトさんへ。NW手帳は12月7日(土)、私のもとに帰ってきました。

ちなみに、12月8日(日)に開催したイベントの運営に関わってくれたメンバーにも交換日記の効果を実感してもらうため、再出発させました。

アワード当日を迎えるまで

受賞の連絡をいただいてからの3週間、さまざまな準備を整えてきました。

まず、子どもたちの預け先探し。私がアワード会場に行くための大前提です。

当初、アワード当日は夫が出勤日。遅くとも私は15時には会場に到着し、早くとも18時過ぎには夫が子どもたちをお迎えに行けるように6時間ほど預けられる預け先が必要でした。

一時預かりを受け入れるファミリーサポート制度や子育て支援施設に問い合わせをし、対応してくれる会員さんを探したり、複数のサービスと組み合わせられないか模索したり。

利用希望日まで3週間弱、利用希望日が休日、長時間の利用、子ども2人の同時利用といった条件はなかなかハードルが高く、すぐには見つかりませんでした。

その様子を伺っていた夫は仕事を調整。最終的に夫に子どもたちを見てもらうことにしました。

ようやくこれで当日子どもたちのお世話を任せ、アワードに行ける環境が整いました。

次に衣装。ハマさんから「当日の服装はカジュアルフォーマルで」との案内があった日から当日の姿を想像し、ワンピースを新調することにしました。憧れのBORDERS at BALCONYで。

これは、私の理想の女性である柴田陽子さんが手がけるアパレルブランド。ここで春を感じさせる爽やかなSAXカラーのGATHER SHIRT DRESSを購入し、衣装が揃いました。

それからヘア。サロンを2週間前から予約していたものの、予約していた数日前から子どもたちの体調不良が続き、泣く泣くキャンセル。

当日までにサロンに行けないかもと落ち込んでいたものの、予定していたミーティングを調整してもらったり、ここ数回担当してもらっていた副店長に指名するといった自分のこだわりをなくしたりしたことで前日に髪の毛を整えることができました。

最後に、スピーチの練習。トロフィーが授与された後、スピーチの時間が設けられているため、そこで伝えたいことをイメージ。伝えたいことが伝わるようにまとめたり、スピーカーの心に刺さるメッセージを届けたりすることの奥深さを感じました。

アワード当日

迎えた当日。リハーサルは午前10時半スタート。自宅から会場までは電車で1時間ほど。夫や子どもたちに見送られ、9時前には自宅を出発しました。そして、10時過ぎには会場に到着。

これまでオンライン上でしかお会いしてこなかった運営スタッフや研究員同期の方々にご挨拶をしたり、休憩室で昼食をとったりしていたらあっという間に13時。オープニングです。

私の出番は16時45分からの表彰式とトークセッション。緊張感が治まることのないまま、ランサーズ株式会社の秋好社長の挨拶、Lancers of the Year 2025受賞者のスピーチやトークセッションなどのプログラムを拝聴していました。

プログラムが充実していてどのトークセッションも興味深かった

いよいよ出番。受賞者のトップバッターは4名のうち私。

スクリーンにこんな大きく自分の名前が表示される日が来るとは

ステージ上でハマさんからトロフィーを受け取り、写真撮影の後はいよいよスピーチ。見たことのない景色に圧倒されて、途中で言葉に詰まってしまいました。

そのときに視界に入ったのが、JUNKさんとイチハシアイさん。会場に駆けつけてくれた、共にNW手帳2025年版を作った仲間たちです。 

真ん中:JUNKさん、右:イチハシアイさん

「ダイジョウブ」と言ってくれた口の動きに支えられ、立て直すことができました。

それほど緊張したあの空気、あの時間。あんな緊張感、なかなか味わえない。またこの緊張感を味わいたいなぁ。

ここまで読んでくださった方へ

「自分自身と社会の新しい働き方を探究してみたい」

この好奇心だけを頼りに新しい世界に飛び込み、半年間活動してきました。

活動期間中、一貫して大切にしてきたのは前のめりに参加する姿勢です。わからないから集団のなかに埋もれるのではなく、わからないからこそ質問してみる、意見を出してみる、考えやアイデアを伝えてみるといったアクションを起こしてきました。

誰よりも研究員制度を活用してきたし、ここで挑戦してきた。人とのつながりを大切にしようと心がけてきたし、ここでの活動を有意義にしようと努力してきた。

その結果がアワード受賞として表れたのだと感じています。

この記事を読んで「来期の研究員制度に挑戦してみようかな」「生き方や働き方を見つめ直してみようかな」といった感情が1%でも湧き上がった方がいらっしゃれば、どうかその気持ちに蓋をしないでください。後悔するならやってから後悔してほしい。やらずに後悔するのはもったいない。

研究員制度について相談したいことがあれば、経験者に相談してみてください。もちろん私でも大丈夫です!お話を聞くことはできます。

どれだけ他人の姿や評価を見聞しても、自分で行動を起こさなきゃ理解できない。自分の足で歩けるならその有り難みを忘れずに自分の足で歩いてほしい。そう思っています。

アワードを終えて 

懇親会にて

アワードの会場を出た瞬間、シンデレラのように魔法の空間も時間も溶けたような感覚になりました。いつもの私です。駅へと向かう一人の人間であり、一人の妻でありママです。こんな大きな街で誰も私のことを知らない。「おめでとう」の言葉を浴びることもありません。

それが現実であり、私の日常。だからいつまでも過去の栄光に囚われず、過去に起きた事実として胸にそっと刻んでおこう。

さて、新たな一歩を踏み出しますか!NW手帳とペンを片手にね。

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