「悩みの実態」
いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。
私の記事では、大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。
今回は、心の指針「悩みの実態」をご紹介したいと思います!
大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心の気づきが得られる作品ばかりなんです。
皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。
それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。
「悩みの実態」
小学生の頃は、
勉強もできず、運動もできないので、
私は悩んだ。
中学生になると、
勉強もでき、スポーツもできたが、
県下最難関校に、上位十%で入れるか悩んだ。
高校に入ると、ライバルが優秀なのに驚き、
最難関国立大に入れるか悩んだ。
大学に入ると、
少ない女子学生にもてるかとか、
将来の職業は何にするかで悩んだ。
社会人になると、上司や同僚の嫉妬や、
霊能力が開けてしまったことに悩んだ。
退社独立すると、
経済的不安や講演の自信なさに悩んだ。
教団ができあがると、
自分が若すぎることとか、
マスコミの批判でも悩んだ。
その後は、
教団が大きくなりすぎて不安になったり、
世間並みに、
仕事と家庭の両立、
健康問題でも悩んだ。
もうおわかりだろう。
悩みとは成長の節目節目の、
問題集の一章なのだ。
過ぎ去ってしまえば、
懐かしい戦闘の、光の記録なのだ。
(大川隆法「心の指針53」)
【感想・気づき】
人生のステージが変わるごとに、どんどん悩みの内容や質は変化していくと思います。
ただ、思い返してみれば、小学校、中学校、高校、大学と、いつも色んな悩みを抱えていきてきたのが私たちかもしれません。
悩みの中身はいつの間にか変わっているけれど、常に悩んでいる。
もし、そんな自分の姿が浮かんで来るならば、この辺りで一度、「悩み」という存在への認識をしっかりと深めた方がいいかもしれません。
「悩み」のない人間はいません。
ただ、その「悩み」をどのように捉えるかによって、行きつく先の未来は大きく変わってくるのだと思います。
この先どうなるのか、全く見えない――。
これから、この悩みがどのように自分の人生の流れに影響していくか分からない――。
そんな状態は、若かりし頃は許されても、段々と許されなくなっていくものです。
願わくは、自分が今、何を悩んでいるのか、それを解決するにはどのような方法や選択肢があるのかを、一度立ち止まって考察してみるのはいかがでしょうか。
とにかく突っ走る!あとは何とかなる!
が許されるのは、学生時代、20代、せめて独身時代……かもしれません。
心の指針の最終部分の言葉が響きます。
今、悩んでいる皆さんは、成長の節目を迎えられているのでしょう。
悩みが複数ある場合は、その悩みを一度書き出してみる。
その上で、
今すぐに解決できる悩みは何か、
解決に時間がかかりそうな悩みはどれか、
など、優先順位をつけてみるのがいいかもしれません。
悩みを細分化し、今すぐに解決できるものはする。
問題をどのように解決するか、決断力が試されることもありますが、人生は「決断」の連続。
何かを得るためには、何かを捨てなければならない時もあります。
その決断ができるかどうかで、未来が変わることもあります。
決断が必要であると分かっていたとしても、どうしても解決に時間が必要な悩みは、時間を置くこと。
意外にも、時間が経てば、解決する悩みというのも存在するそうです。
この時、必要なのは、せめて「負けない戦い」をすることだと思います。
悩みに足を引っ張られて、大きく勝負ができない時期もあるかもしれません。
そんな時は、控えめに過ごして、淡々と自分の力を蓄えること。
そして、機が熟した時には、一気に勝負をかけられる自分の体勢を築いておくこと。
次なるチャンスに向けて力を蓄える日々は、決して「負け」ではない。
しかるべき勝機が来たら、もう一度再チャレンジしていきましょう。
ここで心しておきたいことは、決して自分自身を見捨てないこと。
並々ならぬ忍耐力を持つことは大事ですが、自分を腐らせる前には勇気を出して勝負をかけることをお勧めしたいと思います。
この悩みを抜け出せたならば、さらに一皮むけた自分に出会うチャンス。
悩みに対して、自分としてはどうのように改善できるか考える。
そうして、現状打破に向かって冷静に進んでいく。
その繰り返しが人生なのだと思います。
振り返ってみれば、その悩みに押しつぶされそうになった日々は、懐かしい光の戦闘記録になるのかもしれません。
あの時、悩んだことが、今の成功に繋がったから、結果的には良かった……。
そのように思える日を目指して、精進していきたいものです。
私も悩み多き身ですが、皆さんと共に精進していければ幸いです。
拙い感想を最後までご覧下さり、誠にありがとうございました。
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