「無能に対する焦り」(大川隆法「心の指針」より)
いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。
私の記事では、大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。
今回は、心の指針「無能に対する焦り」をご紹介したいと思います!
大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心がじんわり温かくなる作品ばかりなんです。
皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。
それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。
「無能に対する焦り」
若い人は、とかく不満を持ちやすい。
自分の不幸の原因を、
親のせいにしたり、
兄弟姉妹のせいにしたり、
学校のせいにしたり、
社会制度のせいにしたりするものだ。
そうして、
荒れ狂ったり、
自傷行為にふけったり、
犯罪行為にのめりこんだりする。
自己愛が強すぎるために、
あるいは、子供時代に甘やかされたために、
わがままになっているのが、
どうやらわからないらしい。
世間は厳しいものだ。
若者の持つ、不平不満や、小さな不幸など、
利根川にこぼした一滴の酒、
程度にしか感じてはくれない。
若者よ、
自分の無能に対する無りを、
合理化しようとするな。
他人のせいや社会のせいにするな。
自分がアリとキリギリスの、
キリギリスであったことに気づくことが、
まず、幸福への第一歩だ。
(大川隆法 心の指針80)
〈感想・気づき〉
若い時って、どうしても傷つきやすいし、苦しいこと、悲しいことがあった時に周りを恨んでしまいがちな気がします。
辛い家庭環境や、予期せぬ挫折を経験した時、自分を取り巻く人や環境を恨んだり、社会を恨んで犯罪に手を染める人もいます。
でも、不思議なことに、同じような辛い体験をしたとしても、反応は人それぞれです。
周りを恨んで暴れていく人もいれば、
自分の存在を確かめるように自傷行為をする人もいる。
反対に、苦しみにめげず、どんな時も明るく生きていこうと心がける人もいる。
起きてしまった事象に対して、どのように気持ちを切り替えて、生き抜いていけるか。
ここにも、人としての器を試す、天の試練のようなものを感じます。
もし、私が、どうしようもない不合理な事態に巻き込まれたらどうするか。
まず、当然のことながら、自分の無能さを責めるでしょう。
消えたくなったり、死にたくなったりすることもあるかもしれないです。
それでも、生き延びて何とか人生を立て直し、周りの人へ愛を届け続ける方法はないものか、必死に探していくと思います。
だって、苦難・困難に遭って、そこで落ちぶれてしまっては、試練に負けたようで悔しくはないですか。
自分が負けず嫌いな性格なのもあるかもしれませんが、
「言い訳で人生を終えず、絶対に復活してみせる!」
そう考える自分がいると思いました。
社会に対する問題提起も時には大切です。
ただ、大抵の場合、世間は厳しく、「1人の不平不満なんて、川の水の1滴程度にしか捉えられない」というのも分かります。
そして、「最近の若者はわがままだ」で済まされる可能性もある。笑
実際に、戦前に自らの身を挺して特攻に出撃したような世代からしたら、どんな若い人も、甘ちゃんに見えるでしょう。
その世代にしか分からない苦労もありますが、基本的はそんなもの訴えたところで、響くとは限らない。
むしろ、歯を食いしばって人生を立て直してからの発言の方が、社会にも聞き入れていただけることが多いです。
だから、現状に不満がある人こそ、アリのようにせっせと努力して、実績を積み上げていった方が良いのかもしれません。
いつの日か、自分を振り返った時に、過去の教訓として失敗当時を語り、そこに耳を傾けてくれる人も現れるでしょう。
その日を信じて、共に自分にできる一歩を進めてみませんか?
少なくとも、私はあなたの味方です。
辛い現状から必ず抜け出し、その教訓を語れる日まで辿り着きましょう!
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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