【読書録】戸田恵梨香さんエッセイ本「彼女」を読んで
あけましておめでとうございます。
年明けてからあっという間に一週間が経ってしまいました。
一発目から読書の感想ですが、どうしても今書きたくて…
戸田恵梨香さん…大好きな女優さんです。
本格的に追うようになったのはコード・ブルー3rdからなのですが、それまでも出演作はたくさん見ていてずっと好きだった、憧れていた女優さんでした。
演じた役も演技も見た目も大好きですが、なによりインタビューから垣間見える俳優という仕事への情熱や人間性、考え方がとても好きなんです。
そんな戸田さんのエッセイ本。
オンラインイベント付きの書籍を予約したのに発売日過ぎてもなかなか届かず、やきもきしたまま年越しました。
そして、やっと届きました!!
即開封、1時間ぐらいで一気に読みました。
戸田さんがずっと隣で友達のように話している感覚で、
赤裸々に色々なことが綴られていました。
役を演じたその時の状況や気持ち、最近の心の変化など。
驚いたのは記憶に残る出演作が多いこと。
17名の役について語られていましたが、ほかにも聞きたかった役が何名もいます!
俳優という天職と思う仕事で輝かしい実績を持つ戸田さん。
その裏ではもがき苦しんでたくさんの努力や苦労があったことが分かりますし、今ももがき続けているんだなと。
本人が「強いイメージを持たれがちだけど、本当は弱い人間」と語っていて、戸田さんにも弱い部分があるんだなとなんだか少しほっとしました。
エッセイを通して、自分を大切にすること、「自愛」の大切さを強くを語られていました。
SNS等の発達もあり、物も情報も溢れている現在では、どうしても自分を見失ってしまう状況に陥ってしまいがち。
そんな中で自分の心と身体と向き合うことがいかに大切か。
物凄く共感します。
私自身、結婚した2015年あたりからそのことをすごく感じて、
ミニマリストな考え方を知ったことや
妊活(不妊治療)、子育て、ワーママに奮闘する中でどんどん強く感じています。
最近、自分で物凄く生き急いでいる感を感じていました。
育休中に今後自分の進む道を見つけたいと思って、
色々やってみたい気持ちがあって。
何か早く形にしたい、早く前に進みたい。
でも実際は子育てや家事でうまくできなくて。
すごく焦っている。
でも戸田さんの本を読んで、もっと肩の力を抜いて、
ゆっくり自分と向き合ってみようと思いました。
心と身体を大切にして、無理せず、焦らず。
こんなに活躍している方ですら、もがき続けているんだもの。
きっと人生において、答えがでること、確固たる安心や自信をもてる状況が続くことってなくて、常にモヤモヤと共存しながら日々もがくなかで、
時に幸せや喜びを感じる瞬間があるのかな…って思いました。
最後に戸田さんが語っていたように、私も誰かの心に寄り添える
文章を書きたい、そこを目指したいなと思いました。
年始一発目にこの本を読了して良かったです。
戸田さんのファンでよかったと思えるし、ますます好きになって、応援していきたいと思える。
でも声を強く出して応援していくというよりかは、
戸田さんが穏やかに幸せに過ごせることを祈ってようという気持ちになりました。