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2024年2月29日

職場で消防点検があった。
点検中、というか朝から夕方まで、天井についている館内放送用スピーカーからは、ずっと鳥のさえずりが小さく流れていた。点検中には流すものだそうだ。てっきり、天井裏に鳥の巣ができたのかと思った。

午後に、長い棒の先にカップみたいなものがついている道具を持った人がやって来た。天井にある丸いお椀みたいなところに、そのカップをかぶせてはしばしたたずみ、つぎのお椀に移る。カップをかぶせても、お椀は一見反応しているようには見えない。

思わず、カップをかぶせることで何がわかるのか質問した。
カップの中は高温になる作りで、それを熱感知器(お椀)にかぶせて、きちんと反応するかどうかを点検しているのだそうだ。感知器の中には浮袋のようなものが入っていて、その中の空気があたたまって膨張し、熱感知として作動する。

アナログ!!

センサー式ももちろんあるが、それに比べて安いし、意外に耐久性もいいのだそう。しばらくは、いろんな建物内で天井を見上げてしまいそう。

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