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努力の天才


hanaです。


下書きに放置していたnoteをやっと無理やり完成まで持っていけたので、良ければお付き合いください。


皆さんは村瀬さんの好きなところを挙げよ!
って言われたら何個思いつきますか?
きっと人それぞれ村瀬さんの好きなところがあるんだと思います。


私にも、村瀬さんの好きなところが沢山あります。しかしそれを全てを語ろうとすると膨大な文字になってしまうし、面倒くさがりな性格なのでまた気が向いたときに綴ります。なので、今回はひとつだけ語らせてください。


私は初めて村瀬歩さんという声優さんを知ったときに、とにかくポジティブな人だなと思いました。それと同時になんだかやばい人だとも思いました。特に、


「 俺、今までは何しても80〜90点くらいは出来てたんだよね 」

「 声優になるまで人生イージーモードだった 」


という衝撃発言。

だ、大丈夫かこの人?自慢?反感買わない?

正直、正直な話この時の発言に対して彼の印象は良いとは言えなかった。
良くなかったというと語弊を生みそうなので、別の言葉で表すとするなら、日本人特有の謙遜する文化。その文化をぶち壊していく村瀬さんの周りにいる方の気持ちに感情移入してしまい、心がぎゅっとなりました。( これを共感性羞恥と呼んでいいのかは分かりませんがそのような感情でした )

そしてこの人は元から天才なのだと、知った当初はそう感じました。


しかし、声優 村瀬歩という人物を知っていくうちに、このようなぶっ飛んだ発言は彼の個性なのだと、長所であるのだと気づいたときから私は村瀬さんに対する印象が一気に変わりました。( 自己肯定感のお話はゆっくり考えたいのでいつか語れたら… )



彼は努力をせずともあらゆることをこなせる人ではなかった。


私が今まで考えていた努力とは毎日何時間も勉強したり、習い事を極めたり… とにかく
「 目標というゴールに向かって、がむしゃらに進むこと 」

だとすると、村瀬さんにとっての努力とは何だろうか。


これは私なりの考えですが、村瀬さんにとっての努力はゴール(目標)に対して労力を伴う作業を効率よく、最短距離で辿り着くように試行錯誤し、突き進むことではないかと思いました。

そして何よりも 「出来ない自分」 をバネに。


なるほどと思いました。( 勝手に納得するな )

彼は何もせずとも出来る人では無かった。
ただ、頑張ろうというエンジンのかけ方がその他大勢の人と違うのではないかと。
全てを才能で片付けてしまうほど村瀬さんの魅力は安いものではないと反省しました。


しかしそうは言っても、地頭は良い御方だと思います。何事もいかに効率よく結果を得るかという判断を瞬時に出来るというのは誰にでも出来ることではありません。
そのような部分では生まれ持った才能と言えると個人的にとても思います。


そんな人生イージーモードな村瀬さんが唯一壁にぶち当たったのが 「お芝居」 でした。

始まりはアルバイト代が貯まり、周りからよく声が変わってるねと言われていたし、お芝居って面白そうだな〜と習い事感覚で養成所に通い始めたことから。

養成所に通い始めたとき 「 お芝居ってよく分からないという印象だった 」と昔のことを振り返るときは必ず雑誌やラジオで語っていました。

今まではある程度のことは80〜90点は出来てきた村瀬さんにとって、それは初めての壁でした。しかしそこで、出来ない・分からない自分にメラメラし、「 芝居ってよく分からないけど逆にそれが超面白い!」 と火がついたそうです。

私がこの人は努力の天才だと思ったのはこの時でした。


養成所を卒業し、VIMSという事務所に入り、森久保さんと出会い、八代さんと出会い… これ以上話すとむらしろ熱が入ってしまうのでここで止めておきます。


2年目に初仕事を頂いた。
その作品が 『 ペルソナ4 』


何も出来なかったと本人は語っていました。
そもそもマイクの使い方もよく分かっていなかった。
周りが待機している中、自分だけが何度もリテイクを食らい、焦った。
( 補足ですがこの当時、VIMSの森久保さんや堀江由衣さんが温かくご指導してくれたそうで、その他の先輩も見守ってくれていたと本人が語っていて、声優さんたちって本当に人として素敵だなと思いました )

帰り道に 「この職業向いてないな」 と半泣きになりながら帰った思い出もあるとお話されていました。


もし私だったら絶対に立ち直れなかったと思います。もう声優は辞めようと。

でも村瀬さんは声優という仕事をし続けた。


辛い辞めたいという感情よりも負けたくないという感情の方が勝った。というよりもそんなマイナスな気持ちすら持っていなかったのではないか…
めちゃくちゃ凄い人だと思います。


逆境を楽しい、もっとやりたい、出来るようになりたいとプラスに変えてしまうのが村瀬さんの凄いところであり、私はそこに努力の才能を感じる。


そのためには何をしたら良いのだろうか。
自分自身で試行錯誤をしながら、制作陣の方のアドバイスを真摯に受け止め、先輩たちの技術から学びを得て、そうして村瀬さんはお芝居と向き合い、努力を積み重ねてきたんだと思います。


村瀬さんはよく、「 監督さんに指導を受けたときに瞬時に理解することが得意ではない 」 と話している印象があります。

私、村瀬さんって人に言われたことをぱっと出来る人では無いなと感じています。

その理由は、村瀬さんの脳内って普通の人とは少しネジが外れているからではないかと私は解釈してます。
勿論、お芝居でも何でもそうですが、所謂飛び抜けて実力がある方というのはどこか考え方が普通と違うことってありますよね。

彼もそのタイプではないかと個人的には思います。

村瀬さんはお芝居に関しては天才ではない、ただ努力の天才ではないかと個人の意見としてはそう捉えています。


何だか文章のまとまりが無いのでここで整理すると、
出来ないことに対する執着心、そして出来る人に対しての嫉妬さえステップアップのバネにしてしまう。

そして、とことん最後までやり抜く、分からない出来ない自分を追い込む。しかしそれはがむしゃらにやる訳ではなく、頭の中で整理し、どうすれば最短距離で目標地点に到達するか冷静な判断をしている。

村瀬さんは自我が強い方ですが、独りよがりな方では無い。
他の方のアドバイスを素直に聞いたり、良いなと思う人に疑問をぶつけてみたり色んな考えを受け入れ、自分には何が足りないのだろう?と考える。その謙虚さも人として素敵だと思います。


最初の質問への答え。
村瀬さんのとことん突き詰める、やり抜く姿勢が私が尊敬している面であり、私が村瀬さんのことを好きな理由のひとつです。


あと、ひとつだけ。
私は努力の天才と表したけど、多分本人は努力とか使わない人だからタイトルで変に誤解されたくないのでそこだけ理解お願いします…

村瀬さんが 「努力」 って言葉を使うこと少ないので…
なんか安っぺらな言葉をタイトルに持ってきてしまって良くなかったかな…


以上です!
ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
私はこう思ったよ〜とかあったら他の方の考えも聞いてみたいな…。


hana



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