必要とされるということ 2
hanaです。
前回のnoteは 「声優業界の現実をこの業界のファンとしてどう感じているか」 について語りましたが、今回は 「ファンに出来ることは何か」 というテーマでお話しようと思います。
だいぶ主観が入りますが、良ければお付き合いください。
そもそも、私がこのテーマを語りたいと思ったきっかけは八代さんの言葉でした。
八代さんは色々な場面で、「声優としてこれからどうなっていきたいか」 「どういう人になりたいか」という質問に対して 「この業界に必要とされていたい」 と仰っていました。
むらしろでもそう答えていた記憶があります。
私はこの言葉に対して、声優さん大変だもんなあ…という軽い認識をしてしまっていた。
きっと、私のようなファンが思っている以上に声優業界というのは大変なんだと思います。
私は 「声」 をキャラクターに吹き込むというのはある意味代わりが利くと感じています。
この言葉だけを書くと語弊を生むので、さらに深堀すると声優さんは自分の顔を映さない。あくまで視聴者が観ているのはキャラクターの顔。それではお芝居という同じ類にある俳優さんはどうか。俳優さんは声に焦点を当てるというよりは身体全体、つまり自らの表情や手足の動き、セリフでキャラクターを演じるわけです。よく、原作のある漫画などで「原作と見た目が全然違う」と批判の声が上がることがあります。なので見た目の印象というのはお芝居には重要な位置づけにある。( 個人の意見です )
ということは、自身の見た目は評価に入らない声優さんというのはあくまで声で評価されるわけで、同じような声であれば代わりの人は存在する。よって、同じような声質・同じくらいの声域を出せるライバルが沢山いる中で自分が一歩前に出るにはお芝居で周りとの差をつけなくてはならない。そしてそれを継続していかなくてはならない。もしどこかで糸が切れてしまったら、そこに自分の居場所は無いかもしれない。
八代さんの言葉にはそのくらいの重みがあったのかな…とふと思い、前回のnoteを書きました。
そこで本題のファンに出来ることは何か。
正直、声優さんに直接貢献することはあまり出来ないのかなと思います…
アイドルやジャニーズであればシングルや円盤を積めば数字として評価される。ファンは彼女(彼)らを売り込むために何枚も購入する。いわゆる貢ぐという行為。
私自身もその界隈に居たことがあるので何となくは知っていますが、数字というのはアイドルやジャニーズ界隈では本当に大切な評価基準です。(その頃のお話少しずつ書いてはいるけど公開するか迷ってます…ボツにするかも)
しかし、声優ファンになってから直接推しに貢献出来ることが減った。
私自身、強いオタク気質では無いので「貢ぎたい…!」 とは思いませんでした。(マイペースに楽しめてるからいっか…というタイプのオタクです)
ただ、
推しに沢山お仕事来てほしい !
とは切実に思ってます。
やっぱりファンとしてはSNSや特番で〇〇役に推しが決定しましたという発表があるとめちゃくちゃ嬉しい。
だからこそ、村瀬さんや八代さんのお仕事が途切れないでほしいと願ってしまうし、そこに対して何も出来ないもどかしさのようなものが心のどこかにはある。
ただ、声優界隈に来て感じたことは声優さんの演じる声・作品全体の審査をする権利は自分たち視聴者の方にあると。
つまり審査員が高い評価をつければその作品は業界全体そして演者への評価に比例する。
だとすると、私たちファンに出来ることはひとつしかない。
「 この人の演技よかった !この作品面白かった !」
と声を大きくして制作陣やキャストに伝えること。
「ここまで話を引き伸ばしておいてそんなことかよ」と思う方もいらっしゃると思いますが、本当にシンプルにこれが一番効くのではないかと私は思ってます。
この作品面白かったな、この人良い演技だったな、〇期もやってほしい…と思っても声に出してるようで出せていないことってよくあるのかなと個人的には思っていて。
だからやっぱりSNSでハッシュタグを付けて呟いたり、演者の方にTwitterやブログやファンレターを通して感想を伝えたり、番組内のラジオがあればそこにメールを送ってみたり… ひとりひとりの小さな応援が大きな渦になって高い評価に繋がることは現代だからこそできることなのかなと感じます。
そんなことは綺麗事だと言う声もあることは理解しているつもりです。何だかんだで数字というのは正直で、制作費や人件費などが無ければまず作ることも人を集めることも出来ない。
最近のアニメ業界は作品の円盤やグッズが売れないと続編が出るのは厳しいという話も聞いたことがあります。イベント参加券封入特典があったりするのも、利益を上げるためのひとつの策です。
私はそこに関しては個人の自由としか言いようがないなと思います。
貢ぎたくて仕方ない!というオタクもいれば日々の生活に余裕がほしいからガッツリオタ活するのは難しいなという考えのオタクもいる。
私自身、バイト代を全て推しに捧げる方ではなく、他の趣味だったり交際費であったり本やコスメや洋服だったりバランスを考えて使うときの方が多いです。
なので、自分に合った応援の仕方でいいと思う。何よりも誰よりも自分を大切にオタクしよう…
できる限りの声援と大切に何度も観たいなって思う作品に出会ったら円盤を購入したり、このグッズ可愛い〜!って思ったら買ってみたり…自分ひとりの力ではどうしようも出来ないけど小さな積み重ねが大事だなと改めて気づいたし、自分そういうことあまりやってなかったなあ…と振り返ったときに感じました。
私は村瀬さんも八代さんも何十年先までお仕事が続いていてほしいと願ってます。
声優さんたちが日々闘っている中でファンはどうすることも出来ないかもしれないけれど、少しでも支えになれたらなと思う。支えになっていてほしい。
推しが幸せでいたら、オタクも幸せなので。
そんなことを考えてこのnoteを閉じようとしてるけど、最後ふわっと終わってしまったな…
やっぱりこういう系のテーマは慣れないというか、得意ではないのでまたいつも通りな感じに戻るかな…
誰かに対してというか自分に対しての日記みたいなものなのでこれが正解ではないと思います。ファンとして出来ることってもっと沢山あるのかもしれないし、迷惑さえかけなければ色んな応援の仕方があって良いのかなあと。たぶん、きっと。
ということで以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次はただ勝手に推しを語るお話になると思います。(多分むらせさん)
自分語りは迷ってます…需要が少しでもあれば頑張って続き書きます。
あと 『努力の天才』のnote 良かったって言ってもらえて嬉しかったです。
ずっと下書きに残ってて手こずってた話だったので、最後まで諦めなくて良かった…
ツイッター覗いてもらうと察すると思うんですが推しのパーソナルな部分であったり考え方や行動を勝手に解釈するのが大好きなめんどくさいオタクなので、これからもああいったテーマが続くと思いますが、良ければ読んでいただけたらとても嬉しいです。
hana
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