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推しは役にどのような感情を抱いているのだろうか。


hanaです。


いきなり本題から逸れた質問なのですが、声優さんって自分の役にどんな感情を抱いているとおもいますか?

私は結構推し以外の男性声優さんや女性声優さんのインタビューを読むんですが、演じることが決まったとき、その役にどんな印象を持ちましたか?というよくある質問が特に好きで、何度も読んでしまう。
理由は様々なんですが、単純に推しの演じ方はどんなところに個性が現れているのかを知りたいという目的で関心を寄せている部分が大きいです。これは個人の感覚なのですが、推しだけの情報を集めたり、読んだりしているとたまに「これって声優さんにとって当たり前のことなの?それとも推しの個性なの?」と分からなくなることがあるので色んなデータを集めた上で判断したい…とかいいながら推ししか見えなくなるときもあります(笑)

正直なところ、声優という職業に関しては詳しい方では無いし、演技に関しての感性のようなものはよく分からないし、むしろ人よりも劣っている気がします。だからこそ色んな声優さんの演じ方を知りたい。その上でじゃあ推しはどうやって演じてるんだろう?何が他の人と違うんだろう?と考えたくなってしまう。推しに盲目になりすぎないためにも多角的に情報を集めるって大事なことのような気がします。

このnoteを読んで声優さんってどんなことしてるんだろう?と興味を持った方は是非ネットで調べてみてください!私もまだまだ知らないことだらけですが、声だけで演じる難しさや役の捉え方など読んでいて「へーそうだったんだ!」と思うことも多いです。例えば好きなアニメがあるとしたら、作品の公式Twitterを覗いてみると、そこで声優さんのインタビュー記事が掲載されていたりします。自分の好きな役を「演じる側」はどんなことを考えてるのか知るだけでその作品の見方が一気に変わると思います。

少し長くなりましたが、色んな声優さんの演じ方を一通り知った上で今回のnoteを書きましたということを示しておきたかったのでいきなり余談から入りました。(ただ、これが正しいと言いたい訳ではなくて自分なりに情報収集した上での考察なので結局はオタクの妄想だと思って読んでいただけると有難いです…)

では、本題。

推しは自分の演じる役にどんな感情を持って演じているんだろうか。


そもそもの話、今回このテーマを語りたいと思ったきっかけは去年の大晦日〜今年のお正月にかけて放送されていた「あけおめ!声優大集合」というNHK BSプレミアムで毎年行われている特別番組。何となく、「今年も終わりだな〜そういえば今年放送されてたあけおめ動画もう一度観たいな」と思って再生してみた。10ヶ月近く前だったので内容はほぼ覚えておらず、「うわ、懐かしい…これ観るために頑張って起きてたんだよな」と懐古しながら観ていました。

村瀬さんはビデオ出演で、時間で言うとほんとに数分でした。(眠い目こすりながら待ってたけど推しが可愛くて目が覚めた。)

そのビデオは、「今年の抱負は?」という質問に答えるというもの。

村瀬さんはその質問に対して「初心を忘れない」と仰っていました。(これは覚えてました、むらしろでも喋っていたので。)

その時に村瀬さんが発した、「有難いことに色んな作品に出させていただくと、色んな役の人生を生きることを許される訳じゃないですか。あくまで僕は声帯を貸してあげてその人の人生を代わりに声で表現しているんだ(ということを再確認するという意味で)初心を忘れないようにして一役一役違うんだということを忘れないように、お仕事に励んでいけたらなと思っています」という言葉がとても印象に残って。いやこんな面白い発言なんで忘れてたの自分ってツッコミたくなったんですが。

その人の人生を生きることを許されるっていう考え方がもう既に面白いですよね。確かに、声優さんに関わらず演じることをお仕事にしている方にとって役になりきることができるって一般人にはできない貴重な体験だなあと感じます。でもそこで生きることを許されるという言葉を選んだところに、村瀬さんの謙虚さであり、役に抱く感情を示しているのでは無いかと思った。そしたらうわ〜なんか感想残しておきたいと衝動に駆られてnoteに駆け込みました。

演じることを職業としていない人間にとって、人生は自分だけのもので一度きりしかない。その人生を辞めることも他の人生に切り替えることも出来ない。でも声優さんって色んな作品に、色んな役に触れていき、その命を借りることが出来る。だから自然とその役がどんな人生を辿ってきたのか知ろうとするのだろうし、他の声優さんのインタビューを見聞きしても共通の意識があるなと感じました。


そして、声帯を貸してあげているという言葉。

これはよくインタビューやラジオなんかでも言ってますよね。何となくですが、村瀬さんの声帯ってバケモノじゃないですか。女性声から男性声まで幅広い声を持っていること自体珍しい。飛び抜けた個性を持っているからこそ村瀬さんにしか出来ないような役も出てくる。そういった意味でも声帯を貸してあげているという言葉が本人的にもしっくりきているのかなと感じました。

村瀬さんはキャラクターに感情移入はしないと仰っていますが、生きることを許されるにしろ声帯を貸してあげているにしろ、どこか遠くからキャラクターを見つめているんだな、と。演じる役にどんな感情を抱いているのかを言葉にするのは難しいのですが、何だろう…その人を見守るという表現が一番近いのかなあ。「この子はどんな子なんだろう。もっとこうしたら生きやすいのにな。」と親目線のような感情で役を捉えている印象を受けます。それは村瀬さんの価値観から生まれたアプローチ法な気がして今回はそれが書きたくてnoteに纏めてみました。

よく番組で役の説明をするときなんかも、「この子はこういう人なんです。こんな性格をしていて、だからこう行動する。もっとこうしたらいいのにな〜とは僕は思いますね(笑)」的なことを喋っていて、私はそこがいつも引っかかっていました。でもこのビデオを観たことでそれは村瀬さんの役の受け止め方が滲み出た発言だったんだなと知った。いや本人全く違う意味かもしれないのであくまで一個人の考察ですが…。

それと最後にひとつ。

私は、生きることを許されるという言葉にはその役の人生はこれからも続くからという意味も含まれている気がします。作品が終わってもその役は生き続ける。村瀬さんは冷静に役を見守っていますが、実は根の部分でとても情熱的な感情を持っているような、そんなことを書きながらふと感じました。

と考察していくうちに、もしかしたら推しは全く違うベクトルで役を見ているのかもしれないなと更に興味が湧いてしまったのでまた違う感想を抱いたらnoteにしてみようかな。あくまで今、私が感じたことなので。


ということで、ここで終わるの?って感じだと思うんですが、そろそろ終わりにします。いや長くてすみません。苦手なんですよね…長い文章だと纏まりが無くなってしまって結局何を伝えたかったのか分かりづらくなる。なのに短いのも物足りない気がして長々と語ってしまう。とりあえず何となく伝わっていたらいいな… せっかく人に公表しているのだから、堅苦しくならないように読みやすい文章を心がけます。

では、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!面白かったと感じた方もつまらなかったとかよく分からんって感じた方も最後まで読んでもらえただけで嬉しいです。


また、語りたい衝動に駆られたら書き殴るので良ければ次もお付き合い下さい。


村瀬さんの「あけおめ!」の言い方可愛かったなあ〜。今年はむらしろでどんな抱負を聞かせてもらえるんだろう。

ちなみにこのあけおめ動画、父も一緒に観てたんですが見事にこの人は大学生?女の人?可愛らしい感じの人だねと言ってたのでニコニコしちゃいました。そうだよ〜って言っておけばよかった。



hana





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