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役の入り方


作品の番組ゲストとして呼ばれるとき、大体聞かれるのが 「どういう風に演じたの?」 っていう話。声優さんなら必ず聞かれることだし、打ち合わせの段階である程度の整理はしてるんだと思う。

だと思うんだけど、村瀬さんのコメントって理路整然としすぎていないか?ってよく思う。
なんでそんなにはっきりと答えられるんだろうって考えるときがたまにある。

それで今日、とある雑誌の村瀬さんのインタビュー記事を読んでいたら、役の入り方の話をされていた文章があって。

○○としてどう思いますか?っていう質問に対して、「キャラクターになって考えることが僕には難しい」ってお話されてて。

痩せている太っている、背が低い高い、声が低い高い、深みのある声、軽やかな声…っていう声に対するアプローチは感覚で入るけど、キャラクターの考え方であったりどのくらい演技を攻めていいのかっていうのは自分の感覚だけでは掴めないって仰ってた。
( これ引用ではなくて自分なりの解釈なので村瀬さんの伝えたい意味との齟齬はあるかもしれないです… )

台本を頂いたときに、ある程度のキャラクターの印象であったり性格は掴めるとは思う。
でもそこから先のキャラクターの思考であったり行動をどのように掴んでいくのかが声優としてのプライドというか大事にしなくてはならないものなのかなって個人的には思ってて。

演劇部でも声優を目指してたわけでも無いド素人の一意見としては、役の入りは 「キャラクターになりきる人」 と 「キャラクターと自分を切り離して演じる人」 に大まかに分かれるのかなあ…って感じてる。私的には村瀬さんは後者だなって直感として思うし、雑誌の中でも 「キャラクターとしてではなくて村瀬としてはこういう考え方として捉えてる」っていうお話をされてた。

めっっちゃくちゃ前置きが長くてブログに移動してもゴミみたいな文章になってしまったけど、雑誌を読み終えたあとにぼーっとこういうことかなあって考えてた。

そしたら今日のコメントを聞き終わった瞬間に、「あ、いつもコメントが理路整然としていて全くブレないのって村瀬さんの役の入り方の影響もあるのかな?」って自分の中で腑に落ちて、いま頭の中を整理しないと忘れるって思って急いで書いてます。

ここからは主観たっぷりなんだけど、村瀬さんってキャラクターに感情移入することが少ないんだなって思った。( 日向を演じてる時は擬音が増えたりはあったけど )
キャラクターになりきろうと最初から考えてないから、自分にはそのキャラクターがどう映るのかを個人の価値観であったり、周りから得た発見、制作陣の意見を通して捉えてる気がする。

何となく順番としては
自分的にこう思う → 参考資料や他のキャストの演技、制作陣の考えを吸収する → もう一度自分の考えを整理する

かな…って思う。自信は無いし正解不正解は本人しか分からないから置いておいて、「役の入り方のルーティン」があるから、自然と頭の中で整理出来てるんじゃないかって個人的には感じた。今日の番組を見て。

あと、インタビューの中で心理学が好きで勉強してたって話もされてて、そこで学んだことを演技でも活かしているらしい。

っていう話を聞いて、村瀬さんは面白い・楽しいなって思うことはとことん学び尽くす、知り尽くす人だから、こういう知的好奇心と行動力が演技にも繋がっているんだなと感じて、吸収量の多さが半端じゃない…って思ったしそれが演技に活きてくるってどこにも落とし穴無いじゃん…って圧倒された

という話でした。
ぐちゃぐちゃの考えを纏めておきたくて、とても長くなってしまったけど自分的にはすっきりしたのでもうこの辺でいいかな。

は〜語り尽くした。語りながら私何してるんだろうって何度も思ったけど自己満だから良い。下書きに放り込まずにちゃんと纏められてよかった。

こんな長い文章を最後まで、途中まででも読んでくださった方がいたら本当にありがとうございます…

追伸
ちなみにこの時の記事のインタビュアーの方はよっぴーさんでした。
いつも村瀬さんのこと面白いって言ってくださってオタクとして本当に嬉しいです。

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