人は見かけによらない
今日は「人は見かけによらない」と実感した出来事について
お話したいと思います。
お役にたてる情報かは正直わかりませんが、
お茶受け程度に読んでいただけたら、うれしいです。
人は見かけによらない
「人を見た目で判断してはいけない」とは、子どもの頃から言われていた言葉。
とはいえ、やはり会う人、一緒に時間を過ごす人はある程度、清潔感があったり、みだしなみを整えている人といたいなー、と正直思ってしまう私。
見た目が美しい人が通れば、つい目で追ってしまいます。
そんな私ですが。
人を見た目で判断し、とっても恥ずかしい思いをしたことがありました。
…今、思い出しても、いたたまれません。
見た目からは、相手の本心はわからないものです。
ハワイ島へ
長年勤めた会社を退職し、しばしの休息!とずっと行ってみたかったハワイ島へ旅行することに。
日本人が営む民宿に泊まり、レンタカーで一人気ままにハワイ島をドライブしながら観光していました。
おじさんとの出会い
ある日、カイルア・コナ(ダウンタウン。島の都市部でショッピングセンターや、レストランなど商業施設が集まる海沿いのエリア)に出かけた日のこと。
トムハンクス主演の映画「フォレストガンプ」にも一部登場、映画をモチーフにしたレストラン「ババガンプ」の前を通りかかった。(現在は閉店。さみしい泣)
「あ!これ!トムハンクスの!」
と、お店の前で看板などの写真を夢中でとりまくっていた私。
「写真をとってあげようか?」
ん?わたし、話かけられた?
振り向くと、そこには見た目200%ホームレスのおじさんが、ニコニコしながらこちらを見て立っている。
ボロボロの服。
何だかわからないけどたくさんの荷物。
優しそうに笑ってるけど...
親切そうだけど...
この人、ホームレスだよね?
あとからお金を要求されたりするヤツ!??
カメラ渡した瞬間に持ち逃げされるヤツ!??
瞬間、頭の中で様々な意見が飛び交う。
いや、やっぱ無理。
「ありがとう。でも、大丈夫です」
と言ってお断りした。
そのおじさんは、私が遠慮したと思ったらしく
「いいよ、とってあげるよ。観光してるんでしょ」
と、あきらめる様子はない。
イヤな感じではない、人は好さそうだ。
だけど...いかんせん見た目が...
うー--ん。
と黙った私に、おじさんは少し残念そうな困ったような顔。
あきらめたのか、歩き出そうとしたその時。
なぜか私は「このおじさんを信じてみよう」と思った。
意を決して
「じゃあ、お願いします。」
と、持っていたデジタルカメラを渡す。
おじさんは、最初よりももっとキラキラした笑顔で
「はい、そこに立って!とるよー!」
「もう少し、こっち!」
と一生懸命、数枚の記念写真をとってくれた。
取り終えると、最高の笑顔で
「いい旅を!」
と言って、何事もなかったように歩いていった。
天使?!と思うくらい、気持ちのいい、ステキな人だった。
一瞬でも「詐欺!?ひったくり!?泥棒!?」
などと、疑いの目で見た自分が恥ずかしくなった。
*
人は見かけによらないもの。見た目で判断してはいけない。
大切なことを見落とさないようにね、と言われた気がした。
あの時。
なぜ、見た目ホームレスのおじさんを信じてみようと思ったのか、
今だにわからない。
あの時の自分をほめてあげたい。直感を信じた自分を。
今でも、最高に優しい思い出です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よかったら、スキ!していただけたら嬉しいです^^
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