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薔薇が表すものとは(よそおう編)



1.薔薇の布の花たちの歴史(西洋)

(文中敬称略)

薔薇が四季咲きになったのはさほど古い歴史ではありません。
そして、冷蔵技術も発達しない時代、生の花はすぐにしおれてしまいました。

装いのための花は、マリー・アントワネットの時代に考案されたといわれています。その花たちにつける香水を作ったのが調香師ジャン・ルイ・ファージョンでした。(次回、薔薇の香りの章で詳しく語ります)

布の花といえば、今ではコサージュと呼ばれ、2024年の日本では入学式の時につけるものとして認識されているようですが、1980年代にはアクセサリーとしてとても流行ったのです(2.薔薇の布の花たちの歴史、で詳しく述べます)

1900年代、ベルエポックと呼ばれた時代、女性たちは大きな帽子をかぶり、そこに花をつけるのがとても流行りました→こちらは1900年から1910年の動画。こちらも可愛いです。(おまけ:イギリスの王朝の系譜、ビクトリア女王のあとがエドワードになります)

その頃の花飾りが時を経てくったりして可愛いと70年代にパリに行ったデザイナーたちのイメージソースになり、80年代に日本での爆発的なブームを生むわけです。

ちなみに2024年現在、当時の花たちはおそらくほとんどマーケットには出ていないと思われます。あっても小ぶりの小さいものたちです。
(フランス コサージュ ビンテージなどで検索してみてください)

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