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タロットを使ってお話を作ってみる

元ネタはタロットサークル手帳のお題から。taznさんが主宰するタロットサークルのメンバーの手帳です。タロットサークルについてはこちらをぜひ読んでみてくださいませ。

3枚のカードを引いて、被害者、探偵、犯人を出します。
私が引いたのは、被害者:ペンタクルス4、探偵:ペンタクルス10、カップの6逆位置。

私立探偵 徳川ヨシムネの事件ノート 
「コインの指輪殺人事件」
街で一番の大金持ちが自宅で遺体で発見された。闇で高金利の金貸しをやっていたこともあり恨みを持つものは街中にいる。その日は被害者の誕生日パーテイで数限りない人が屋敷に出入りしていた。被害者の遺族に依頼を受けた私立探偵ヨシムネは、被害者の薬指にはめられた古いコインの指輪に注目する。遺族も見たことがないという指輪は、紀州徳川家と関わりのある古物商が特定する。ある時期にしか出回っていない古銭で、コレクター垂涎の品物であった。古銭をオークションで競り落とした男はあっさり見つかり、探偵の前で自白する。彼は30年前、大金持ちの保証人になったことで家屋敷を奪われ、街から出ていった男であった。彼は街から出た後、商売で成功する。大金持ちとは幼馴染で、コインのコレクションが二人の共通の趣味だった。子供の頃欲しくても手に入れられなかったコインをオークションで競り落とした彼はそれを指輪に変えて大金持ちのパーティに現れる。恨みを晴らしに来たと勘違いした大金持ちともみあいになり、足を滑らせた金持ちは机の角で頭を強く打ち、亡くなってしまった。指輪にして渡そうとしたのはなぜか。探偵は警官に促され歩く彼の後ろ姿になぜか声をかけられなかった。

ペンタクルス4→被害者。金をがっちりつかんで離さないイメージから街一番の大金持ちを連想しました。

ペンタクルス10→探偵。社会的に成功し、しかも権威のある一族、が探偵だと日本なら水戸黄門とか徳川吉宗の子孫かなと。黄門様も暴れん坊将軍もまあいうなれば広義の探偵だと思っているので(独自解釈)ここは徳川吉宗を採用しました。

カップの6逆位置→犯人。殺したのはわざとではない。なつかしさで訪ねてきたのにこじれたんだ、みたいなイメージがぱっと浮かんだので、幼馴染設定。なんで指輪を渡したかったのか?それは語られない謎ですね。コインの指輪は、80年代初めに大ヒットした「ルビーの指輪」に引っ掛けてます。

もっと、ちゃんとしたお話にするなら、ゴールデンドーンのタロットと、占星術対応なんかも参考にするとキャラクターが作り込みやすいかもしれませんね。

ちなみに今回のだとペンタクルス4は山羊座太陽、ペンタクルス10は乙女座水星、カップ6は蠍座太陽です。なんとなくイメージはいってますね。

結構楽しんでできました。皆さんもぜひやってみてください。




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