娘の結婚式が終わったので髪を切りました
長女の時の経験はあると言ってもそれなりに緊張するものですね、花嫁の母というものは。
口は閉じていればいいので、ほぼ指定されたところにいればよいだけ。お役目といえばヴェールダウンとやらいうヴェールを被せることくらいです。
結婚式の1時間前にリハーサルがあり、介添の方が
「ここで何か一言お声かけてあげてくださっていいですよ」
とアドバイスをくださいました。
なんて言おうかな〜
「ママの子に生まれて来てくれてありがとう」
にしよう。と、頭に浮かんだセリフがあったのに
肝心の花嫁から
「絶対何も言うな」
とお達しが。昔から気難しいところがあったのだけどそれも繊細さゆえ。
いざ本番でヴェールをかける時、却って無言の方が思いが溢れてお互い涙ぐむ親子…になりました。
よくある話、三人兄弟の真ん中は少し難しいと言われますがそれを地で行く我が家。やりやすい長女と手のかからない三女に挟まれて次女には色々学ぶことが多い年月でした。彼女に鍛えられて私は燻し銀のような母になったのかも。
今流行りのアプリ婚で白馬に乗った王子様を引き当て満面の笑顔になった娘はすっかり親思いの、生来の優しさが滲み出る女性へと成長を遂げました。
披露宴はビデオ編集が得意な娘本人が作ったプロフィールムービーや、格付けクイズ(手作りチョコと市販のチョコをテーブルごとに当てる)など創意工夫に満ちたもの。和やかを絵に描いたよう。
クライマックスは友人のスピーチで、家族の知らない花嫁のエピソードが涙と共に次々と繰り広げられてもらい泣き。内気な次女がこんな素敵なお友達に支えられていたとは感謝でしかありません。
やれやれ、2人を送り出し三女までは七歳差もあるしほっと一息です。この日のために伸ばしていた髪もさっぱりカットして来ました。
あちらのご両親も大変柔軟で暖かく明るい方です。明るさはすべてを救う!これから困難なことも2人で明るく乗り切ってくれそう。
今時の若い夫婦は選択制夫婦別行動が多くて、我々戸惑うことも多々あるのだけど、その方が自然体でお互い快適らしい。週末や相手の出張の時など、自由に過ごすスタイルはいいですね。家事の分担も我が家とは大違い。炊事は娘が頑張っていて、お洗濯などはお相手が得意とか。
願わくばこのままの幸せが長く続きますように。
母はまたnote再開して母らしい日を重ねていきたいと思います。
皆様も週末お疲れ様でした。