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「公務員を辞めて、実家の呉服屋を継ぐ」 TOKYO研修②価値観の変化

前回は東京で出会った着物についてのお話でした。

今回は田舎の住人が東京に行った時に感じたことについてのお話。

渋谷をプラプラ歩いていて思ったのが…

同じような服装、髪型の人が多いなぁ!


ということでした。

かくいう私は、普段服は何を着るかというと、雑誌を見て素敵!と思ったものっぽいもの。私もその同じような服装、髪型の1人です。さらに、教師をしていた時の仕事着は、黒のパンツに上はジャージで3パターンをひたすら着回し。笑 サボりまくりです。

「あの人かっこいいな〜」と思う人は、人と違う感じの人なのに、私自身は「何を着るか」ということにこだわっていなかった。

「自分の行動範囲の中で売っているもの」

を着ていました。

かと思えば、

日本茶だけを売っている洒落たバーがあったり(本当にいろんな種類のお茶が飲めるバーです)、自分のこだわりを売りにしているお店が東京にはたくさんありました。

素直に、素敵!と思いました。
素直に、カッコいい!と思いました。
素直に、楽しい!と思いました。

自分のカラーやこだわりを思う存分表現できるんだ。というか、していいんだ。と感動しました。

今までは、

「とにかくはみ出さないように」
「全体のために自分を殺さなきゃ」
「しょうがない」
「心を無にして取り組む」
「自己表現なんてしちゃいけない!」

という言葉の中でずーーーっと生活していた気がします。(これは教師という仕事だったからというわけではなく、私自身がそういう思考回路だった部分もありますが。)もう、

自分がどうしたいというより、「やらなきゃいけないこと」しか考えられなかったのかも。

しまいには、他人にまでそれを求めていたかもしれません。

何が正解ということはありませんが、私は個性を出している人を、物を、楽しいと思うんだということに気付きました。

その人にしかない発想、経験、見た目を純粋に面白いと思います。

教師を辞める前は、

「仕事を辞めちゃうなんてことしていいのかな⁈」
「人と違う道に行くなんてしていいのかな⁈」


とかなり本気で思っていました。

でも、辞めてしまったら、

これが私の人生。自分のやりたいことなんだから良くない⁈

と思っています。むしろ、これに自信を持てずして何ができるんだ、と思っています。笑 

いい意味で開き直っている感じです。

でも、すごく楽しいです。


そんなこんなで、着物も、そんな個性の1つだろうし、洋服の中から抜け出して、たまに着物を着るというのも楽しいだろうなと思います。好きな種類に、好きな柄、色、小物。着物って組み合わせは本当に何パターンも考えられると思うと、楽しさ無限大だな、と思います。笑

とはいえ、一つ一つが上等で値段が高すぎると楽しむどころか違う意味でドキドキしてしまいます。笑

手軽に、ファッションを楽しむための着物や小物も提供できたらいいなぁ、と思いました。私自身、これまで高い洋服を買うのにドキドキしてしまうのもあるので。どんなものがいいかな…。

次回は、私が知った着物業界の現実についてです。

読んでくださってありがとうございます(^^)

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