私はあなたからは着物を買おうと思わないわ。
今日、とある80代の女性からそう言われました。
アップルウォッチをつけ、少し裄の短い着物を着ていた私。
お茶の席なら時計も指輪も外すのが常識。
→(ココ、お茶の席ではありませんよね!)
着物にそんな時計じゃあねぇ。
→(今はApple Watchのバンドをつくっている京都の染め屋さんもあるんですよ!)
着物の仕事、セカンドビジネスのつもりでしょ?まぁ大丈夫よ。セカンドビジネスなんだもん。
→(いいえ、今のところ本業にしていくために動いています。)
どこの学校卒業されたの?ちゃんとした大学でちゃんとした教育を受けてきたのね。それなら大丈夫ね。
→(学歴って、関係ありますかね?)
後半、私自身の話でしたが、
同じ着物でも
その人によって"着物"の価値観は違う。
痛感しました。
娘さんのために「京都で一式揃えた」
というほど、着物に強い思い入れをもってみえる方。
着物って素敵!とただ自分で楽しみたいと思っている自分。
自分と同じ価値観の人でなければ、
出てくる答えも違うよな〜。
でも、着物に興味がある人、着付けを習い始めた人、着物デビューしたての人、好きなように着物を楽しみたい人に、
「これは違う」
「こんな着方して恥ずかしい」
「そんなんじゃダメよ」
「着物を着るならお茶も習わないとね」
なんてこと言ってほしくない。
お互いの価値観に踏み込むのは本当に失礼。
ましてや、よく知っている側がよく知らない側にそれを言うのは、相手にとっては有難いと思うどころか、萎縮するだけ。
心の中で何を思うのかは自由。
でも、誰に何を言葉にして伝えるかは
言った後のことを考えて決めていこう!
と思いました。
私は、自由な着物の楽しみ方をサポートできる人になっていきたいです!
今日も読んでくださり、ありがとうございました(^^)