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Animation Aid Cartoon Style Class Week 5
2024/6/8
アニメーションエイドカートゥーンスタイルクラスの受講記録です。
前週はこちら
Week 5 Smear Frame(スミアフレーム)
スミアフレームとはキーとキーの間の動きが大きい(早い)場合、補間をするフレームのことです。イメージで言うとモーションブラーのようなアーク(軌道)です。ポリッシュ(セカンダリーアニメーション)の時に最後に足す方がやりやすいかと思います。
大きく分類すると3つのスミアフレームがあります
Motion Line (Ink Line)
Geo
Multiple
Motion Line(Ink Line)
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線で軌道を描くものです。マンガの表現で早く動くときに、よく目にする事が多いかと思います。
①Cylinderを作成。頂点の数は4つくらいで問題ない。
②Vertex編集でカーブを作る。
③上(終点)部分のキャップは削除してスケールを小さくする。書いている線の始点と終点の表現できる。
④スムース表示の3キーを押す。
⑤角度調整はRotateで調整できる。
Geo
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ジオメトリーで動きのブラーの面を作るものです。線よりもはっきりとしたブラー表現に向いているかと思います。
Motion Lineと同じように、前のフレームを超えない長さの線にする事です。また色味は出ている対象物と合わせた色味にすると馴染みます。
①Planeを作成。頂点の数は少なめ。
②Vertex編集でカーブを作る。
④スムース表示の3キーを押す。
Multiple
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クローンを使って間のスペーシングを作る方法です。カートゥーン表現といえばよく目にするかも思います。Multipleの場合、リグのジオメトリを複製するので以下の方法がおすすめです。
①コピーするGeo(この場合は手)を選択する。
②Duplicate(複製)する。
③Ctrl+Gでグループ化をする。
④Shif+Pでアンペアレントしてペアレントを無効化する。
⑤複製したGeoを選択してTransform tool>Select Modify > Center Pivotでピボットポイントを中央にする。
この工程をする事で、複製したジオメトリがリグの階層の中に入って作業する際に探す手間を省けます。
スミアフレームのポイント
前のフレームを超えない長さの線にする事。
色味は出ている対象物と合わせた色味にすると馴染みます。
モーションが弧を描いている場合は、カーブの流れに沿ったLine of actionにする事。
ここまでで今週の座学は終わり。
今週のAssignment
引き続きブロッキング作業です。
フィードバック
6-8F右手のポップが大きいのでもう少しボールに手をつけたままにする
15Fホールドを2F削る。
30F右足のステップを削る。
34Fフェイシャルを変わり始め、38Fでキリッとしたフェイシャルに。
63F Line of actionを綺麗にする。
72F ホールドを2F足す。
80F ポーズをプッシュしてもっとspineを曲げる。
82F ホールドポーズを更に2F足す。
94F辺り画面右辺りが空きすぎてるので、もう少し左に寄せる。
119-124F ポーズのカーブを振り子のようにする。
142F 左手が出過ぎているので、トーンダウン。
150F ガッツポーズの右手をもっと出す。
フィードバックを直してweek6までに課題を進めます。
続く