「失踪」って一度はしてみたいですよね

「死にたい」って、「死にたい」よりむしろ「全てを投げ出して自分のことを誰も知らない場所に行きたい」であることの方が多くない?

失踪願望の始まり


最初に失踪したくなったのが中学生の時。
当時はセンシティブなことがありましてクラスメイトや教室が大嫌いでした。
中学生って、普通授業中に妄想するじゃないですか。「いま宇宙人が教室を攻めてきたらどうやって戦うか」みたいな妄想。それが自分の場合、「宇宙船からワイヤーが降りてきて教室の窓から手を伸ばし宙に連れて行ってもらう」という妄想でした。これが失踪願望の始まり。

高校生の時、電車を使って学校に通っていたんですけど、学校のある駅で降りずに、途中で乗り換えたりすれば熱海に行けたんですよね。何度学校をサボって熱海に行こうとしたことか…。高校時代、私に「今から熱海いかん?」と誘われた同級生も多いと思います。まあ真面目だったのでサボったりはしませんでした。
熱海ってすごいんですよ。駅前から続く坂を降りていくと海にたどり着くという完璧な構図。美味しい食べ物たち。エリアによっては適度に寂れている。かつて栄えていたであろうことがよくわかる街並みとか。あとパインツリーのパフェがうまい。

後ろにいるのはお茶謎

【実践!】計画的プチ失踪

①18きっぷの旅


 高校生〜大学生の時によくやっていたのがこれ。特に目的地があってやっているわけではないから、「根府川」とか「相模大野」とか「越谷」とかのよくわからない場所に行ってフラフラして帰ってきたりしてました。わりとたのしい。

②ホテル失踪


 ホテル失踪はいいぞ!!!!!!!

普段と違う場所から学校行ったり仕事行ったり、夜を過ごしてみたりするのって楽しいんですよね。風景が全然違うと、その場所ですることも全然異なってくるわけで。
おすすめホテルは大阪・天王寺のバリタワーです。酒が飲み放題なので。あと天井にスピーカーあるからずっと相対性理論流してた。

https://youtu.be/TIfUVd2gTFE

コインランドリーも無料だったので1週間近く住みました。でもコロナ禍のせいかめっちゃ安かった。


③おうち入院


 これを1番よくやっています。今までの2つは「物理的にいつもの場所から距離を置く」ことで失踪願望を解決していたんですけど、これは精神面の方ですね。
前日に大量の食料を買い込みます。お菓子もジュースも。そしてスマホの電源落としてインターネットに全く関わらない1日を作ります。
現代、インターネットが世界の半分ですから、半分の世界を完全にシャットアウトするとちょうどいい感じになります。インターネットなんて全て悪ですからね。さっさとやめた方がいい。

以上が私の失踪願望の抑え方です。これを定期的にしていれば、とりあえずは生きていける気がする。
対処法を知らなかったときの私はとりあえず人との縁を切りまくって失踪願望を叶えようとしていたんですけど、人との縁って簡単に切っちゃよくない。旧友たちが知らんうちに結婚して子供産んでることを親から聞く羽目になります。かなしいね。


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