韓国留学を終えて
風邪一つひくことなく、約2ヶ月半の韓国留学を無事に終了することができた。
出会った人達は皆心が温かくて、困った時はいつでも助けてくれた。次の10年頑張るためのエネルギーを充電できたと思う。
延世大学の語学堂の先生の教え方は分かりやすくて、韓国語のスキルは日本で勉強していた時より格段に伸びた。無遅刻無欠席、宿題を一度も忘れる事なく完遂出来たのはひとえに先生とクラスメートのお陰だなと感じている。
そしてこの2ヶ月半は韓国語の習得だけでなく、これから生きていく上で大事なことを思い出させてくれた期間だった。
日本では、コンサルタントという職業上、クライアントの気持ちや考え方に寄り添い、チームとして良いものを出すという意識ばかり働いていた。クライアント目線では良い結果を生んでいた一方で、コンサルタントとしてあるべき自分の理想を追いかけ、本来の自分の気持ちを蔑ろにするだけでなく、時にチームメンバーにも強く言ってしまう、大切な家族にも当たり散らし自己嫌悪に陥るという良くない循環を生んで、身も心もヘトヘトになっていた。
8月末に渡韓して、知り合いなんて殆どいない場所で学生生活をしていく中で、自分の声に耳を傾ける時間を取り戻した。私よりも年下なのに自分という個が確立し自分の人生を自分でハンドルしている友人たちと接する中で、自分をもっと認めようという自己肯定感が養われた。
私ってまっすぐ生きてきてるし、他人の意見を素直に受け入れる強さもあった。
間違ったり嫌だと思えば、引き返せばいい。今までだって一生懸命やってれば、その時に誰かは絶対に助けてくれた。
というのを、2ヶ月半で思い出した。
一度崩れたメンタルは元の100%に戻ることはないけど、苦手なことははっきり分かったし、薬を全く飲むことなく90%ぐらいに戻せた気がする。
社会人10年目という節目で自分を見直せたのはとても幸福だったと思う。ちょっと肩の力を抜いて、他の人に頼るのもこれからマネージャーから先のキャリアを歩んでいくのなら必要。
結局、今のポジション以上になりたいのかは分からなかったけど、まずは目の前のことをしっかり取り組んで、声が掛かることがあれば考えればいいかと思えるようになった。
また、海外住まいは人生で初めてだったけど、久しぶりの1人暮らしということもあり本当に楽しかった。本国で推し活も出来て、韓国に一層の親しみを感じた。一方で言語化が難しいけど、やっぱり日本が好きで、住み続けるなら日本だと感じた。
2ヶ月半想いを巡らせて出た結論は、
「一回きりの人生なんだから、自分の心の声を聴いて好きなように歩みたい。周りの人達に迷惑かけない範囲で。」ということ。
文章にするとシンプルだけど、なかなか難しい。これから実践していけるのか、私自身が今とてもワクワクしてる。
来年私は何を思ってるんだろう。
今よりももっと前向きな気持ちで暮らしているといいな。
そう思いながら12/1に復職します!
韓国の素敵な写真たち。また来年も韓国行きたい…