アプリのディープリンクとは?機能概要やメリット、ディファードディープリンクとの違いについて
こんにちは。AppsFlyer Japan株式会社で約5年間、営業チームで働いている、中 まりえです。
Google FirebaseのDynamic Links|《ダイナミックリンク》のサービス終了のアナウンスを受け、今大変ホットな話題となっているのがディープリンク。
ここでは、その働きや概要、ディファードディープリンクとの違いについて、できるだけ簡単にご紹介したいと思います!
現在 AppsFlyer|《アップスフライヤー》では、Firebase Dynamic Linksからの移行先をお探しの企業様から、ディープリンクについて絶賛毎日お問合せをいただいております。
代替手段をお求めでしたら、こちらの記事もぜひご確認ください (^^)
それではさっそく!ディープリンクについて説明していきますね。
ディープリンクの概要
アプリのディープリンクとは、ひとことでいうと
ユーザーを正しい場所へ連れて行ってくれるリンクのことです。
具体的には、
まだアプリをインストールしてない新規ユーザー
もうアプリをインストールしている既存ユーザー
各ユーザーに対して、適切な導線を用意します。図もご覧ください ⇓⇓
それぞれのシナリオについて確認していきましょう。
ユーザー導線の違い:「ディープリンク」あり/なしの場合
もしアプリを保有している「既存ユーザー」がリンクをクリックした場合、
彼らはそのまま、アプリ内の特定ページへ誘導されます。
こちらが「ディープリンク」です。
ニューヨークホテル70% オフの広告を見てリンクをクリックしたのだから、
ニューヨークホテルについてのアプリ内ページに遷移するのが1番親切ですね。
では、もし「ディープリンク」がない場合どのようになってしまうのでしょうか?
「既存ユーザー」にも関わらず直接アプリが起動されないとなると、
一度アプリストアに遷移して、次へのボタンを押してアプリへ、というワンクッション挟むユーザー導線となってしまいます。
ユーザー的には「もうアプリ持ってるのになんで今ストアに飛ばされたんだっけ?」のように、少しモヤっとされるかもしれません。
ユーザー導線の違い:「ディファードディープリンク」あり/なしの場合
まだアプリを保有していない「新規ユーザー」がリンクをクリックした場合、
彼らはストアにリダイレクトされ、アプリをインストールした後に、アプリ内の特定ページへと誘導されます。
この導線が「ディファードディープリンク」です。
さてここでもし「ディファードディープリンク」がない場合、UX(ユーザーエクスペリエンス)的にはかなり損なわれることになります。
というのも、「新規ユーザー」がニューヨークホテル70% オフの広告をクリックしたのにも関わらず、
ストアでアプリをダウンロードした後に、初回起動のページが出てきてしまったらいかがでしょうか?
ユーザーは「どこにさっきのニューヨークホテルのクーポンがあるかわからないから、わざわざ探すのは面倒だ」とすぐにアプリをアンインストールしてしまうかもしれません。。プロモーション時にこれだけは避けたいですね…!
ちなみにですが、
AppsFlyerのディープリンクソリューション、『Onelink』|《ワンリンク》は、
「ディファードディープリンク」が作動するときに、ユーザーを正しいストアへ誘導するための「OSの自動判別」もしています。
どんなユーザーが来ても正しい場所に遷移させることができるので、
両OSのリンクをひとつにまとめて、アプリ流入元のUIをシンプルすることもできますよ☆
AppsFlyerの『Onelink』について、2024年11月に開催したオンラインセミナー(30分)でも紹介しております。もしお時間あらばご確認くださいませ(^^)
なぜ、ディープリンクは必要か?メリットまとめ
ディープリンクとディファードディープリンク。
どちらもアプリ導線をより良いものにしてくれそうなイメージは湧きましたでしょうか?
ディープリンクのメリットについて最後に簡単に、3つまとめさせていただきました。
① UXの向上
ディープリンクによってアプリが直接起動、また特定のページを開くことで、UX(ユーザーエクスペリエンス)がスムーズになります。
逆にUXがイケてないと余計な操作が増えることになり、塵積でユーザーのアプリへのストレスが溜まっていくので要注意です⚠
②ユーザーのロイヤリティ向上
ディープリンクによってユーザーの手間が減り、アプリが使いやすくなればユーザーのロイヤリティが向上します。
ロイヤリティが向上すれば、結果としてアプリユーザーのエンゲージメント、継続率、コンバージョン率、購入率・・・すべてが好転するので良いことしかないですね!
③リエンゲージメント広告の計測
リエンゲージメント広告を配信する際、一部媒体では、ディープリンク実装が必須となります。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
少し長文のブログとなってしまいましたが、アプリについて、ディープリンクの基礎を学びたかった整理したかったという方にとって、少しでもお役に立てたら幸いです。
冒頭でも触れた通り、2025年8月にFirebase Dynamic Linksはサービス終了予定となっています。
今までDynamic Linksでディープリンク使っていたからちょうど代替手段を探してた!という方はぜひ、前回のブログをご一読ください(^^)
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
またAppsFlyerでできることは死ぬほど沢山ありますので、少しずつブログを更新させていただきます♪