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多読を毎日続けるために効果があった4つのこと

英語の多読をかれこれ続けて1年近くになります。多読を長年続けられている方々からすると生まれたてのヒヨッコレベルですが、コツコツ続けて100万語は達成しました。

1年間で100万語というと、多読界隈ではさほどのレベルではありません。ただ自分に合った方法を試行錯誤するためには、このぐらいののんびり具合がちょうどよかったようです。

ちょうど1年達成ということで、毎日多読をするのに効果があったことをまとめてみようと思います。


読む時間を決める

私はほぼ在宅で仕事が完結するフリーランスです。会社員の働き方よりも時間の融通が利きやすいので、多読を始めた時は「スキマ時間にちょこちょこ読めば」あっという間に語数が積み重なるのでは?」と思っていました。

しかし、あっという間積み重なっていく家事や子育てのタスク。それを消化するのに必死になって、「スキマ時間」を確保するのはなかなか大変でした。

そこでやってみたのは、「読む時間を決めること」。早起きして1時間弱の時間を確保しました。この時間にシャドーイングとはいかないまでも、「聞いて・読んで・音読する」を続けていくと英語力がアップしているのが感じられました。

保育園の送り迎えにイヤホンをつけてポッドキャストを聴くようにしてみたものの、私はスクリプトを確認しながらでないとしっかり理解できないようで、メインの勉強方法からは外しました。ただ朝の勉強時間を経てからリスニングすると2割増しぐらいで聞き取れるようになるので、サブの方法としては効果的なようです。

ながら聞きでおすすめなのは下のイヤホン。Air Podsだとなくしがちなのでネックレス型にしました。

読むものを決める

読むものを決めるのも効果があったことのひとつです。インターネット上には無限にスクリプトがあるので、どれでも選び放題。選ぶ選択肢が多いのはいいことですが、朝のぼーっとした頭で「何読もうかな…」と考えているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。

そこで選んだのがNHK WORLD JAPAN。国内・海外のニュースを中心にビジネス・カルチャー・アートなどさまざまなスクリプトが読めます。

目標にしたのは「前日のニュースはすべて読む」こと。目標が明確なのでゲーム感覚で読み進めていけます。朝の時間に読めなかったとしても、アプリがあるので日中どこででも読めます。

NHK WORLD JAPANで1日に配信されるニュースは10本超。1記事がおよそ500ワードなので、大体5000字程度読めることになります。「朝一気に5000字読むのはちょっと大変かな…」と思いましたが、前日のニュースなのではじめてのワードも見当がつけやすく、意外とサクサク読めました。

また主要なトピックだと2~3日にかけて報道されるので、新出の単語を何度も目にする機会が増えます。読むスピードも上がり、時事への理解も深まり効果的でした。

拡張機能を使う

多読をするのにメインで使っている拡張機能は、次の二つです。

iKnowのポップアップ辞書はマウスオーバーするだけで単語の意味が出てくる上、発音も確認できます。調べる手間がかなり省けます。

文章の意味がわからない時はDeepL。拡張機能に入れておけば、左クリックで日本語への翻訳、原文と訳文の読み上げもしてくれます。

これらの拡張機能で調べた単語はGoogle Keepにメモしておき、あとで見直すようにしています。

スキマ時間に読むものも用意しておく

「スキマ時間」を確保するのは意外と大変ですが、思いがけない時にふっとやってきがち。そのときに読むものを用意しておくようにしました。

おすすめなのがKindle Unlimited。Wi-FI接続時にダウンロードしておけば通信料はかかりませんし、最近はラインナップも豊富になってきています。

Duolingoもおすすめ。英語に飽きてきたとき、他の言語にチャレンジするとほどよくリフレッシュできます。

がんばらない「語学学習」のやり方を見つける

このあいだこまきときこさんの「つれづれ語学日記」を読みました。

著者の方が資格取得やスコアアップのためでなく、「楽しむ語学」を続けている姿に「素敵な考えだなあ」と思いました。

「がんばってやろう」とするとなかなか続かないもの。私は時間や読むものを決めてハードルを下げ、日頃触れている話題のスクリプトで学ぶようになって、ようやく楽しめるようになってきました。自分に合った楽しめる方法を見つけるのが語学を学び続ける鍵かもしれません。

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Marie | 多読と多言語つれづれ
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