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記念日

昨日は長男の誕生日でした。節目の誕生日でもあったので、ちょっと豪華なディナー。

卓袱浜勝

卓袱浜勝(しっぽくはまかつ)というお店です。

卓袱料理というのは、鎖国時代の出島あっての長崎ならではの和華蘭(日本、中国、オランダ)料理。

因みにこの卓袱浜勝は全国に展開した長崎ちゃんぽんリンガーハットやとんかつ浜勝の本店でもあります。

コースメニュー
手前のお吸い物は「お鰭」(おひれ)

まずはお鰭から。お鰭と言うのは、魚一尾を一つのお椀に使ってますよの意味です。

ハトシ
エビを揚げパンに挟んでます
角煮

とろりほどける雲仙豚の角煮でした。
いろいろいただき、最後は

スイカのゼリーとお汁粉

一番最後にお汁粉というのは、長崎がお砂糖をおもてなしの最高級を表現しているから。
で、このお汁粉、とてもたっぷりお砂糖を使っておられました。
そして、それに合う最後のお茶はほうじ茶だったのかな、渋めに淹れてありました。


子どもの誕生日にわたしがいつも思うのは、生まれたその日のこと。

長男が生まれたのは大雨の日でした。
一晩中陣痛に苦しむわたしの耳にはザーザーという外の雨音がずっと聞こえていました。

誕生日の日にはいつも思います。

生まれてくれてありがとう
ここまで育ってくれてありがとう


本当にいろいろあって、難病もあって悲喜交々の人生だけど、これからもよろしくね、と、心で思いながらの食事会でした。

長崎に生まれて卓袱料理を囲んで、顔を見合わせながらおしゃべりして笑って、美味しくて温かい食事会に幸せを感じた日でした。

息子はまた一つ歳をとりました。

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