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スパーズ夏の移籍市場(23年)

こんにちは!marieです。

久しぶりに書きます。
やっぱり、チーム状況が良くないと、移籍とかにも全然興味がなくなってきますね。昨シーズンは、なにも!なにひとつ!書く気が起こりませんでした。
試合は全部見てましたけどね。つまんなかったね!
クラブの根幹が課題だというならそれは何よとずっと思っていました。終わった今では、各登場人物のちょっとずつバランスを崩したところが悪いように噛み合ったのではないかと思ったりもしますが、真実は当事者たちにしかわからないことです。
どうだったにせよ、常にクラブに向き合わないといけない経営者は大変だと改めて思ったシーズンでした。

で、最近やっと元気になってきたので!移籍について。
少し前に、唐突にこうつぶやいたのですが

なんかあんまり内容理解されないまま、よくいいねをいただいてしまっている気がしました。
なので、今さらながらこう思った理由を細かく書きたいと思います。

※補足※
2023/8/28 投稿してから考慮もれ(営業CFが低すぎる、スペンスたちの契約時期を考えてなかった、そもそもビスマの存在を忘れていた等)を諸々見つけたので、数値を直しています。が、結果前後で入り繰って結論は変わってません。

家計簿みたいにやる

ファイナンス知識を一切使わない、てきとーな概算でございます。。

■やりたいこと
知りたいのは、この夏の移籍市場が始まった段階でいくら使えるのか、というキャッチーな問いの答えです。

■こう考えた
公表されている実績としてハッキリとわかるのは、21-22決算のキャッシュ(つまり22.5末時点のキャッシュ)です。
これを発射台にして、22.6-23.5に起こったと想定されるお金の動きを差し引きし、23.5末のキャッシュ等を考えます。

(1)発射台(22.5末時点のキャッシュ)
Annual reportsによると、£227Mでございました。
(結構持ってるじゃんって印象ですかね?)

(2)22.6-23.5に起こったと想定されるお金の動き
こんなものが考えられるかな?

・1年以内の未収入金
・1年以内の債務
・増資
・22-23シーズンに起こった移籍に関する費用
・22-23シーズンの営業キャッシュフロー

上3つは21-22のannual reports(BS)に書いてあるので大体わかります。下2つは予測するしかない…ですが、移籍に関しては調べればなんとなくわかりますね。ひとつずつ考えていきましょう。

1年以内の未収入金

これはね、£44Mって書いてあった。おわり。

増資

全額使えるとすると、£127Mと書いてあった。

1年以内の債務

これはちょっと分割して考えたいです。

「1年以内の債務」というのは、言葉の通り、1年以内に支払わないといけないお金です。会社って普通何かを買うときに後払いだと思うので、そういうのはここに乗りますね。銀行から短期でお金を借りている場合もそう。
フットボールクラブの場合、選手の移籍金を後払いする場合もここに乗ります。で、結果的にこれは£406Mで、うち£115Mが選手の移籍金に関する費用と、決算書には明記されております。
ということは、残りの£291Mは銀行からの短期借入金等だということですね。結構大きい。

※この£115Mに含まれるのは何の取引なのか?

次の「22-23シーズンに起こった移籍に関する費用」にも関係するから、あたりをつけておきたいんですよね。私が想定したのは以下の取引です。

【可能性高め】 クルゼフスキの22-23シーズン分ローンフィー £7M
【可能性高め】 ベンタンクール £16M
【可能性高め】 リシャーリソン £50M
【可能性あり】エメルソン、サール、ヒル、レギロン、ロチェルソ等の残り額 £?(£30Mはあると思う)
計:£103M+α

なおリシャーリソンは、当時の報道から、21-22会計年度に契約・PL計上で、実際の支払いは22-23会計年度だと想定します。
(違ったとしたらもっと使えるお金は減る)

22-23シーズンに起こった移籍に関する費用

それでは続いて22-23シーズンの移籍に関する費用。
これはつまり、最近起こった移籍の中で、先に述べた内容に含まれない取引ですね。
私は以下を想定しました。

【可能性高め】ロメロの買取 £41M
【可能性高め】クルゼフスキの買取 £34M
【可能性高め】スペンス、ウドギ、ランクシャー、ビスマの一部 一部ではなく合計だと£57M
【確実】ポロ、ダンジュマのローンフィー £8M
計:~£140M

22-23シーズンの営業キャッシュフロー

最期はこれ。22-23シーズンにいくら儲けたか、です。
これこそスキルの見せどころなパートだと思いますが、ちょっと考える元気も能力も足りないので前年度プラスで+£120Mくらいにしときます。。(すみませんコメントありがとうございます)

まとめ

まとめるとこう!!!(表が小さい!大きくできない!)

銀行からの短期借入金を考慮しないと£262M、
考慮すると▲0Mということになります。

※増資額を全額使った場合

・銀行からの借り入れは正直よくわからない。
新規に借りたお金で借りてたお金を返す、ということはよくあることなので、借り替えした場合、MAXは考慮しなくてもいいのかもしれない。
(その裏付け?として、過去3年間短期借入金の額は大きくは変わっていない)
ただ、いくらかは不明として、返すは返すと思います。

・増資は、全額使ったかは謎。初夏にまだ£50M残っているみたいな報道を見たような気もするけど、それもどう計算してそうなのかわからないし…。

・適当に置いた営業CFがどこまで回復してるかもわからん。22-23の成績は、対前年だとEL16→CL16でPL4位→8位なので、増益ではないかという気はするけど、その他収入とかあると思う。

・23.6以降の債務が何月なのかも一応関係しそう。6月末に何か大きな支払いを控えてたりしたら大変だし。

これらを総合して考えると、各要素がうまく行っていればそれなりの余裕があるが(それこそ£50Mとか)、そうでないなら余裕はない可能性もあるなと思いました。
皆さんの考えではどうでしょうか。

それを起点とした場合の、夏市場

これを起点とした場合、ケインを売却する前はどんな感じか。

・マディソン £40M
・ポロ £34M
・VDV £34M
・ヴィカーリオ £17M
・べリス £13M
・フィリップス £2M
・ソロモン £0M
計: £140M

個々が安いみたいな煽り?がよくありますが、他クラブの派手なディールと比較して相対的に安いだけで、まとめると別にそんな安くはないのよ。笑
もちろんひとつひとつのディールはかなり頑張っていると思います。(特にファンデフェン)

ほとんどはその場の一括払いではないと思いますが、この先も銀行や取引先への返済・支払いがあることを見通して、払える額を企画しなければなりません。

そして、売却で得ているのはウィンクス£10Mとケイン£100M(推定)。

私は、ケインの売却益を見込まずに前半の補強を進めたとは思えません。
皆さまはどうでしょうか。

今回は以上です!

おなじみの出典


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