推しと家事
私には韓国人の推しがいます。
推しの存在を隠してるわけではないのですが、
どうやら彼の存在は私にとって、
私の生きる術、ではなく、
もうそこにいて元気にしていて、と健康と幸せを願うだけの存在。
それはまるで毎朝太陽を仰ぐ(私は無宗教ですが)みたいなものです。
今まで推し活をしたことはほとんどなく、
好きなアーティストや俳優を見つけても、
数ヶ月すればあの情熱はどこへ?
飽きてしまうのです。
でも今回は今のところ、彼の歌声を聴いて、ジャケット写真を見て射抜かれてから(巷では沼落ちと呼ぶようです。)
1年を迎えました🤍
韓国の有名アイドルを推していて驚いたことは、コンテンツの多さでした。
中には無料で享受できるものもあり、
なんなら無料コンテンツだけで
そこそこのところまで好きになれます。
それくらい、彼のステージ、練習風景、バラエティ、日常のライブ配信など、
彼を知る手段がたくさんあります。
また、当然ですがファンダムが大きく、
彼の一見マイナスかと思われる面まで、
かわいい、そんなところがまたいい、
と盛り上げてくれるのです。
こうなったら、はっきり言って、
嫌いなところなんて見つからないわけなんです。
ここからが本題なのですが、
以前彼の自宅から料理をしながらのライブ配信がありました。
彼は料理が得意で、
おすすめのレシピを教えてくれる場面があったんです。
マッククスという韓国料理を目の前で(ではない、画面上で)作ってくれる彼。
麺を茹でている間に、麺をあえるソースを作っています。
いろんなソースを入れたあと、
ここに、卵黄を入れます!
と、素手に崩れた卵黄を乗せて、
キッチンから
撮影をしてるダイニングに運んできたんです。
え、素手。
爆笑、可愛すぎる。(もはやなんでもかわいい)
しかも彼のお家は一人暮らしとはいえスターのお家。
まぁまぁキッチンとダイニングの距離もあります。
絶対床に卵落ちてる。
そしてソースに卵黄を入れた後、
またその手を洗いにキッチンへ。
またポタポタ落ちる卵黄。
おそらく8割くらいの量になった卵黄。
全部ファンからするとかわいいしかないのですが。笑
この彼の配信を観てから、なぜか海外の料理動画をみるのが好きになって。
日本の料理番組っていつもキッチンはピカピカだし、
料理中に講師の先生が材料こぼすことって、ほとんど無いし、
もし溢れたとしても、すぐにささっと拭いて綺麗にしますよね。
清潔感があって、手際も良くてとても素敵です。
ああ、美味しそう。
食べてみたい、とは思うんです。
でも作ってみたい言動力には、私の場合なかなかならなくて、
あの番組のピカピカなキッチンを思い起こしてしまうんです。
ああ、ピカピカはハードル高いなぁ、と。
そんな時出会った推しのライブ配信、
海外の料理動画、
日本のそれに比べてめちゃくちゃ雑です。
でもその過程に
ハラハラドキドキな魅力を感じるし、
材料切ったら、切れ端はそのまま、
こぼしても拭かない、
なんならその上にお皿おいちゃう。
その動画を見ていたら、
料理したいかも?
と思えるようになってきて。
アメリカのバナナケーキをつくる動画を見ながら、
豪快なやつを作りました。
(ちなみに粉の量の説明もないから、ボウルに見た感じの量です。笑)
作り終わるまで台は粉だらけ。
洗い物はシンクに山積み。
でもいいんです、最後に食洗機に入れて一気に片付けるし。
みたいに思えるようになりました。
日本の素敵なお母さん像って
現代の私たちには合わないのに、
それはわかっているのに、
日本人の母はこうあるべき、の象徴になっている。
(推しのかわいい話が大半になってしまいましたが)
言いたかったのは、
家事は適当でいいし、正解なんてない。
と私が少しずつ自分を許していってる話でした。
今回初めて、本田すのうさんの、私設コンテストすのう杯に応募をしてみようとおもっています。
テーマを決めて書くのって難しいけど
考える時間が楽しかった⏳
家事についてのテーマでしたが、
私の場合やる気があるとき、無い時の差がかなり大きくて、困る時があります。
他の方の作品を読ませていただくのも楽しみだなぁ。
家事とは毎日向き合っているので、
良きヒントになりそう。
今回もここまで読んでいただきありがとうございました!✨✨