私がクレイをおすすめする理由
(写真:生後半年、乳児湿疹がひどかった頃の娘→1歳、綺麗な肌になった娘)
便利なホワイトカオリン
私とクレイの出会いは2017年。すぐにその魅力の虜となりました。クレイには様々な種類や使い方がありますが、まずはホワイトカオリンを「粉のまま」手軽に試して欲しいと思っています。
実際、ママ友さんたちに試してもらったところ、子どもの肌トラブル(あせもやニキビなど)だけでなく、長年悩んできた大人の肌トラブルにも役立ったと喜ばれました。
ホワイトカオリンをきっかけに、クレイの良さを知る人が増えること。それが私にとって何より嬉しいことです。なぜかというと・・・が今回の本題です。
ステロイドと体の働き
乳児湿疹や脂漏性湿疹、あせもなど、赤ちゃんの肌悩みにステロイドが処方されることは珍しくありません。ステロイドは一般的な治療薬ですが、効かなくなる、使用をやめられない、というトラブルもあります。
ステロイドの是非は議論されやすいですが、それ以前に、なぜ湿疹が出るのかという体の働きに目を向け、その薬は本当に必要?と問い直す必要があるように感じます。
子どもたちの乳児湿疹がひどかった頃
子どもの湿疹については周りがいろいろ言います。うちの子どもたちは乳児湿疹がひどく、通りすがりの人(大概は年配の女性)から「ひどい」「かわいそう」とよく言われていました。
子どもたちは湿疹があっても、表情豊かで目はキラキラしていましたし、かわいくて仕方ありませんでした。ですが、外野からの「ひどい」の声は、親である私への非難のように聞こえて辛かったです。
保健師さんに勧められて訪れた病院では「弱い薬だからうまく使えば大丈夫」とステロイドを渡されました。しかし、体の働きを考えると、ステロイドで湿疹を抑え込んでしまうのは勿体無いのです。
もしその時にステロイドを使っていたら・・・ただ勿体無いだけでなく、将来的に薬が手放せなくなったり、効かなくなっていたかもしれません。そうなると決して大袈裟ではなく、人生を左右する問題になり得ます。
乳児湿疹の働き
乳児湿疹については諸説がありますが、私は「不要なもの(親から受け継いだものも含む)を体から排出するための必要な過程」と考えています。
乳児湿疹を放っておくとアトピーへ移行する、と言うお医者さんもいますが、自然療法では、必要な期間だけの一時的なものと考えます。
野口整体の講座で「赤ちゃんのほっぺがつるつるで綺麗というのは思い込み」「湿疹を出せる子は元気な子」と聞いた時には驚きました。(体癖というものがあるので、元気でも湿疹を出さない子もいます。)
繰り返しますが、乳児湿疹は、期間限定の体の正常な働きです。それを知らないままに、体の働きを妨げる薬を使うのは勿体無いことです。
赤ちゃんの湿疹を気にする親心も分かりますが、赤ちゃん自身は湿疹が痒いことはあっても、見た目を気にして辛いと感じないでしょう。この時期に辛いのは親です。一方成長すると、人目を気にして辛さを感じるのは親よりも本人となります。
排出の適切なタイミング
体が不要なものを出したがっているなら、排出させてあげなければいけません。ではそれはいつが適切でしょうか?社会人になってから?思春期?集団生活が始まってから?赤ちゃんのうちに?
薬で解決を図るのも親心ですが、不要なものを排出する力、治る力を信じて見守ることもまた、親心です。
私は27歳でアトピーの症状がひどく出ました。結婚して親元を離れ、貯金があり、仕事もひと段落した頃で、子どももおらず自由な時間がありました。治療方針に干渉されることなく、自分のタイミングで生活し、存分に引きこもることができました。当時は辛かったですが、振り返るとベストなデトックスのタイミングだったと思います。
私もそうでしたが、投薬などで、成長の過程で症状をこじらせてしまった場合、アトピーの治癒は難しくなります。こじらせが少ない幼いうちであれば、体への負担少なく、期間短く、湿疹の時期を終えられる可能性が高いです。
トラブル肌へのクレイの活用
自分や子どもの皮膚トラブルに直面していた頃、クレイの存在を知りませんでした。もしその時にクレイを知ったていたら、どれだけ助かったことでしょう。
治癒に時間がかかると、周囲からの声に心折れそうになることもあります。しかし、頼れる「何か」があるのは心強いものです。
クレイを実際にアトピーに使用した経験はありませんが、大切なのは病名ではなく、症状や患部へのアプローチです。肌が敏感になっていることを考慮しながら、クレイを傷の手当てと同様に使ってみるのも一つの方法です。
例えば、傷やジュクジュクと湿った部分に粉のままクレイをはたくこともできます。クレイを水で溶かして石鹸代わりに体を洗うこともできます。クレイバスにして、体全体を整えることもできます。ただし、個人差があるので、使用には注意が必要です。
私がクレイをおすすめする理由
病院では「薬を使わないと治らないし、痕が残る」と言われましたが、半年ほどで、子どもたちの乳児湿疹はきれいに治りました。この間は「イトオテルミー」という民間療法を利用しながら、湿疹が消えるのを信じて待ちました。
うちの場合は乳児湿疹がこじれることなく終わりしましたが、そこでこじらせてしまって、成長してもアトピーで苦しむ人の話を聞くと、複雑な気持ちになります。
「ただの」乳児湿疹が、終わりの見えないアトピーの始まりになってしまったとしたら・・・それが体の正常な働きであることを知っていたら・・・待つことができていたら・・・ステロイド以外の選択肢を知っていたら・・・アトピーに苦しむ時間やエネルギーを他のことに使えたのではないか?まるで別の人生をその人は歩んでいたのではないか?と。
それほどに、こじれたアトピーからの脱却は難しいのです。だからこそ、
ステロイドだけが唯一の手段ではないことを知ってほしい。
肌の悩みに縛られず、本来の人生を歩んでほしい。
それが私がクレイをおすすめする理由です。
なぜクレイなのか
アトピーの対処法にはクレイ以外にも様々な選択肢がありますが、入手が難しかったり、特別な器具や知識が必要だったり、時間や費用がかかるものが多いです。
その点、クレイは手軽に使え、少量のホワイトカオリンを気になる部分にはたく程度なら特別な注意もありません。効果を感じたら、徐々にクレイとの付き合いを広げることもできます。
ここまで、体の働きを理解し、薬の使用について慎重に考えることの重要性をお伝えしましたが、もちろん、病院や薬が必要な場合もあります。また、薬を使うと決めたのであれば、薬を悪いものと捉えずに力を借りる意識も大切です。
しかし、ステロイドを処方されることは多いものの、上手にやめさせられる医師は少なく、脱ステロイドで悩む人が少なくないのが現状です。
クレイは肌の悩みを抱える人に力を貸してくれますが、ステロイドを使ってきた人は、慎重に使う必要があります。クレイは体にとっての異物を排出しようとする働きがあるため、長期間薬を使っていた人は特に注意が必要です。
様々な目的で使われるクレイですが、主に肌を整える働きがあり、そのため化粧品として扱われています。品質には差があるため、採掘からパッケージ化までしっかり管理された高品質なものを選ぶことが大切です。
クレイには禁忌事項もありますが、まずは粉のホワイトカオリンから気軽に試してみてください。そして、クレイの魅力をもっと知り、使いこなせるようになっていただけたら、なお一層嬉しいです。
↓クレイのおすすめ
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