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打撲にはアーニカ :映画やドラマの中の自然療法②

前回、怪我にはキク科の植物が頼れるよ!っていう話をしました。
今回は、その中でも「アーニカ (Arnica/ウサギギク=兎菊) 」です。

さて、私の趣味である、映画やドラマの中からたまたま自然療法を見つけたよ!シリーズです。

2010年頃から日本でも放送が始まったアメリカのテレビドラマシリーズ「glee(グリー 踊る♪合唱部)」

NHKでの放送が始まるとともに、すっかり夢中になり、それから10年経った今でも、夜中に家事をしながらハードディスクに録画が残っている幾つかのエピソードを見ることがあります。

先日も、何気なく見ていたところ・・・

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(glee シーズン2 #8「グリー式ハッピーウエディング」より)

んんっ?
このチューブは見覚えがある!!
確か・・・アーニカの成分入りのクリームではないですか!!
(ホメオパシークリーム、ホメオパシッククリームなど呼ばれています)

日本語のセリフは
「軟膏よ。1日2回。あざに効くわ」

英語音声で聞きなおすと
“Arnica, twice a day, it’ll help your bruise.” 

・・・bruise(打ち身、打撲、あざ)が聞き取れなかった・・・

放送時、楽しみにしてた割には日本語吹き替えでの「ながら見」だったので今まで気づかなかったのでしょう。

チームメイトをかばって顔にあざのできてしまった男子に、あのクイン・ファブレーが!!「あなたかっこよかった♡」とねぎらいつつ渡す場面です。

彼女はいろいろあって学校のカーストの上下を行き来しますが、基本の立ち位置は、美人で勉強もできて、チアリーダー、学校一イケてる、かつ目指せプロムクイーンな女子高生です。

そんな女子がさっと手渡して「アーニカ、1日2回」で話が通じるほど、アメリカでは知名度があるのでしょうか!?

アメリカの事情には明るくないですが、日本と保険制度が異なるため、自分の健康には自分で責任を持つ、という意識が強いのかもしれません。

アーニカは古くは聖ヒルデガルド(12世紀ドイツの修道女、預言者。医学・薬草学・音楽などにも精通)も用いたと言われる薬草です。

伝統的な怪我や打撲の治療法が、フィクションであっても、現代の女子高生の薬として登場したことに感動を覚えます。

ちなみに、前回も触れましたが、私がアーニカを気に入っている理由は、傷をきれいに治すだけでなく、細胞の記憶に働きかけてトラウマを癒す、とされているからです。


話を戻して、大好きな韓国ドラマでも、このような、知恵や伝統がまだ生きているのね!と感心し、羨ましくなるような描写がたまに見られるのですが、日本のドラマにはなかなか見かけないように思います。

日本ではドラマに限らず、食生活・出産・暮らし方などにおける先人の知恵や伝統がぷっつりと途絶えて分断してしまっているように思うのです。
なんともったいない!!!

実際に昔の人がどう暮らしていたかはわかりませんが、おそらく戦後劇的に変わったのではないかと想像します。

そんな中で、主流ではないとしても、風前の灯火でも、医衣食住の伝統を紡いできてくださった方々のおかげで、その一端に触れることができています。

また、フラワーエッセンス、ホメオパシー、アロマセラピー、クレイセラピーなどの海外から入ってきたカタカナの名前の療法を通じて、伝統の療法や知恵に出会い、その価値が再評価されることも増えているように感じます。


「映画やドラマの中の自然療法」シリーズ③は、いつになるかわかりませんが、どうぞお楽しみに♪

アーニカについての参考
https://www.weleda.jp/wordpress/about/lead-plants/arnica/


今回シリーズ②としましたので、急遽①に昇格したのがこちら(笑)↓ 





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