2013.11.12 他ブログより




【ボールと、明八。】

ボールは、丸い。
リフティングやドリブルの練習をすればするほど、正確なコントロールをすることがどれほど難しいか痛感する。

ボールをコントロールしてゴールを奪われたりゴールを奪ったりする。
ゴールの数で勝負が決まる。

サッカーもフットサルも、そういうルールだ。
至ってシンプル。


そんなシンプルなルールの中で、
僕たちは【魅せて勝つ】という言葉に取り憑かれた。
何を【魅せて勝つ】のか、
何のために【魅せて勝つ】のか。

自分の過去を未来に繋ぐために、【魅せて勝つ】。

『環境なんか関係ないよ、お前がやるかやらないかだけだ。』
と、いつか出会える我が子に真っ直ぐ言ってあげたい。


紫の遊び心は消えるのか?

ボールに触れる環境は自分で作るしかないんだよ。
目の前のボールが僕たちの人生を豊かにしてくれる。

サッカーは、誰にでもできることじゃない。
サッカーは、誰にでも平等にあるチャンスだ。

ボールと一緒に、夢を掴もうじゃないか。


明大中野八王子中学校3年生のみんなは、あと3年半後の高校卒業でサッカーから『引退』してしまうのか。

僕のサッカーは、18歳で始まった。
君たちと出会えてさらに広がったよ。

明大中野八王子中学校が、いろいろな出会いを作ってくれた。
僕だけじゃない。
君たちのプレーを見て、感動してボールに夢中になった大人や同年代の人間が一体どのぐらいいるだろうか。

また、君たちも一体どれほどのタレントたちとボールを蹴ってこれたのか。
タレントに出会えたのは、君たちが練習してきたからだ。
練習している君たちもタレントであり、僕もタレントだ。
練習して上手くなりたいと思うことが、タレントなんだ。
たくさんのタレント達は、みんなが行動したから、行動してくれたんだよ。

これから先の人生が、【行動してくれたから、行動する。】の繰り返してあるとするならば、
なんと寂しい人生か。


僕は、明八で何度も泣かされた。
君たちの姿勢と成長に。自分の姿勢と成長に。

姿勢がいいから、成長するのか。
成長したから、姿勢がいいのか。

光があるから影ができ、影があるから光がわかる。

成長ってのは不快な場所にしか存在しなくって、1人になった時しか味わえない。
『結局、ダメか。』で終わるのか。
『いやいや、まだまだ!でも、必ず。』で踏ん張れるか。


魅せて勝つの他に、何を想うか。

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環境を味方につけ、

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大人たちから可愛がられなさい。

可愛がられるっていうのは、旅をさせてもらうこと。

【可愛い子には旅をさせよ。】は、間違いない。
内を覗いて安心するな。外を感じて不安になれ。
不安になっても大丈夫、また大人たちが可愛がってくれるから。

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旅は終わらんぞ。
今日もいちにち。





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