2009.04.21 ≠サーカス
檜垣ブログ
テレビ番組で、オシム元日本代表の特集を見た。その中で、技術ということについて、日本の技術はサーカスの技術と話していた。
サーカス的なボール扱いが出来ても、試合で活かせる技術がなければ意味がない。
リフティングにしても、なんのために必要なのか、なんのための練習なのかということが本当にわかっている人は少ない。
ただリフティングしたり、フリースタイルの技をやっていても意味はない。大切なのは、その練習に対しての指導者の理解力と、その練習をする選手の目的意識。
リフティングは必要ないという人もいる。試合でしっかりプレーできれば、リフティングはいらないと思う。でも、技術がある人はリフティングも上手い。
プロサッカー選手でリフティングが出来ない選手はいない。でも、フリースタイルの人達は、プロサッカー選手ではない。大切なのは、目指す方向や目的は何かということ。目指す方向や目的が違えば、中身も質も違ってくる。
技術練習にしても、指導者がそのことについて深い知識と意識がなければいけない。同じ練習、同じ言葉でも、本当に理解している人とそうでない人では、全く違う質のものになる。
どんな練習も無駄なものなど一つもない。要は、それを子供達や選手達の将来のサッカーに結び付けることが出来るかが大切。
試合で活かせる技術が本当の技術だから。
耳の痛いお言葉です�
僕が以前、ロンドリーナというフットサルチームにいた時、今のFリーグで活躍している友達(T中T基とかN島Rとか)に、「OMAティ、そういうの試合でもやっちゃえばいいじゃん」って言われてました�
当時から、フリスタの技とかいろんなボールコントロールはできたけど、フットサルで活かせる技術ではなかったので�
ブラジルのプロチームから帰ってきた友達(T島A)には「あっちのプロでもそんなことできる選手いなかったよ」とも言われてました�
でも僕の技術は、フットサルを始めたばかりで、しかもまわりは日本のトップレベルの選手、そんな中で活かせる技術ではなく、ロンドリーナのフットサルについていこうと必死でした�
結局、そこにいた1年間で公式戦出場はゼロ�
それでも、ロンドリーナにいた1年間は、僕の人生で本当に貴重な時間でした�
そして今、ディベルティードでフットサルを学びながら、個人の技術についても研究しています
自分がプレーする時、子どもたちに指導する時、いつも『試合で活かせる』本当の技術を意識しなければいけません�
「そんなんできても試合じゃ使えないじゃん」なんて言われないように頑張ります