2012.08.10 弱っ。
「走れないから負けた」
「練習であれだけ走っているのに試合になると走れない」
「走れない選手は使えない」
本当にそうか?
スピードやフィジカル、システム・戦術にしか目を向けられない大人が子どもたちの可能性を潰していく。
自分の頭の中だけのサッカー理論を展開する。
「蹴れ」「走れ」「当たれ」
「持つな」
「なんで!?」
こんなことしか言わない。
しかも、いつも怒りながら。笑
あなた目線のサッカーを表現させるには、選手1人1人を育てないと無理ですよ。
だって、あなたの選手たちは、あなたの頭の中にある理想のサッカーを実現させるほどの技術も判断力も持ってないんですから。
体力のない子どもに「走れ」って言ったって無理でしょう。
足の遅い子どもに「速く」って言ったって無理でしょう。
背の低い子どもに「跳べ」って言ったって無理でしょう。
体の小さい子どもに「体で行け」って言ったって無理でしょう。
自信のない子どもに「声出せ」って言ったって無理でしょう。
サッカーを理解してない子どもに「なんで!?」って言ったって無理でしょう。
身体能力の低い子どもたちにスピードやフィジカル?技術のない子どもたちに戦術?そこを求める前にやるべきこと、やらなければならないことがあるはずです。
練習での素走りで走れても試合で走れなくなるのは、単にくだらないミスが多いから!
あんなに走っているのに?
いやいや、体力がついてないのではなく、未熟な技術が体力を消耗させているだけ!
走る練習を充実させるより、もっと1人1人が成長できる練習を考えてください。
毎日毎日練習しているのに、上手くならないのには理由があるんですから。
と、声を大にして言ってやりたい大人(もはや指導者とも呼びたくない)が多過ぎる。泣
でも言えない自分、弱っ。
(/_\;)ゴメン
まずボールコントロール。それが全ての基礎だ。ボールをコントロールできないならボールを追いかけて走る事になる。それはサッカーじゃない。別のスポーツだ。
頑張って走ればいいのではない。それを見たければ、陸上競技のフィールドに行きたまえ。走る事は楽しいけれど、フットボールの基本はどんな時代でもテクニックなのだ。マークを外すにもテクニックが必要になる。
100mより30~40mを速く走る事が重要。だがもっと重要な事なのは、いつ走るかだ。
ダメなやつらが走るんだ。相手をもっと走らせろ。
サッカーは美しく、かつ攻撃的でなければならない。
by ヨハン・クライフ
熱病フットボーラー OMA
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