2013.07.14 鍵 ②
午後は8vs8のゲーム。
15分×4本
10分×4本
VIDA 31―2 明八
リフティングのためのリフティング。
自己満足のテクニック。
相手と戦う前に、暑さと自分に負けている。
「このゲーム、この時間、おまえらにとって意味あんのか?何のためにやってるんだ?特に3年、時間の無駄だよ!」
1年生、まだ何もできない。
それでも、必死にボールを追いかける姿は、明るい未来を予感させる。
2年生、戦う姿勢に変化の見える選手が数人。
さらに、チームすら変化させるほどの自己表現ができるようになれば…
3年生、個々の気持ちにばらつきがあり過ぎる。
チームとして全員の気持ちを一つにすることは難しいのか?
「失点なんかいくらしてもいい。それよりも、このゲームで何か残してみろ。失敗したっていい。とにかく挑戦するんだ」
明八の2得点は、それぞれ1年生と2年生のゴール。
VIDAは、個々の早い判断でボールを回し、そのゴールに向かう速さと迫力に圧倒され、明八は失点を重ねた。
ボールコントロールという鍵を持っていたとしても、それを使おうとしなければ、使い方を知らないままで終わる。
使い方は人から教わるのか?
自分で試行錯誤するのか?
自分自身で積み重ねた分しか自分の中には残らない。
それは、挑戦と失敗を繰り返しながら積み重ねていくもの。
できるできないの話ではなく、やるかやらないか。
VIDAの選手・スタッフ・保護者の皆さん、ありがとうございました!
どんなサッカーも最後は個人技。
組織サッカーも15歳を過ぎると相手に読まれて対応される。
その時に気付いても遅いんだよ。
(井田勝通)
おわり
熱病フットボーラー OMA