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2010.07.19 トットナムホットスパーFCコーチングクリニック
7月17・18・19日の3日間、トットナムホットスパーFCコーチングクリニックを受けてきました
講師は、トットナムにおけるスカウト・育成の最高責任者であるリチャード・アレン氏でした
もちろん初対面ですが、図々しいくらいに馴れ馴れしく絡みまくりました、僕の得意な(!?)英語と気持ちで�笑
1日目はスカウティングと選手育成についての講義、2日目は明八中学生&松が谷高校生へのクリニック、3日目はカウンター戦術とメンタルその他についての講義…かなり濃密な3日間を過ごせました�
プロ中のプロであるリチャードの言葉には、プロとしての誇りや自信、重みがあり、今回、彼の話を聞けた僕らはラッキー…というか相当貴重な経験になりました��
3日目は少人数だったので、リチャードも交えてのディスカッションもあり、たくさんのエピソードや深~い話も聞くことができました
今回、この機会を提供してくれた大島さん、マサさん、通訳のトシくん、受講者の皆さん、クリニックに参加してくれた小中高生、そしてイギリスから駆け付けてくれたリチャードに、心から感謝します�
ありがとうございました!!�
檜垣blog
僕の中では、コーチは誰でも簡単に出来るものじゃないと思ってる。
コーチは選手を指導する立場にあるわけだから。
ブラジルでは、コーチは皆、元プロサッカー選手ばかり。
それだけサッカーの歴史があり、ワールドカップでも最多の優勝回数を誇る国なら当然なのかもしれない。
それにしても、日本のコーチという概念の基準は低すぎる。
何が一番いけないのかと言ったら、基礎技術もない人が平気でコーチが出来るということ。
上手くなることを知らない人間がなぜコーチが出来るのか不思議でしょうがない。
上手くなるプロセスを知らなければ、本当に正しいことは伝えられない。
知識ばかりが豊富でも、自分で汗をかいて掴んだものでなければ、本当の指導とは言えない。
具体的なものを示さないで、あれやれこれやれでは何も伝わらない。
日本で通用することは、世界で通用することじゃないから。
ブラジルに行った当初、トラップとキックの練習で、ちゃんとトラップの出来なかった僕に、監督がトラップはこうやってやるんだと見せてくれた。
初めは、腹の出たオッサンだと思ってたけど、そのトラップを見ただけで、この人は素晴らしい選手だったんだと気付かされたし、トラップの大切さを知ることが出来た。
ブラジルのコーチは、身を持って示してくれたからね。だから、自分もそうしたいと思ってる。
技術の質や精度を高めることに終わりはない。それは、コーチも同じ。
理想のサッカーばかり頭に描いて、それを無理矢理子供達にやらせて、試合で求めても誰も育たない。
理想のサッカーがあるなら、自分が身を持って示さなきゃ。
それも出来ずに、子供を利用して勝ち負けにこだわる指導者や大人は猛省すべきだと思う。
リチャードが考える、指導者にとって一番重要な資質とは『学ぼうとする意欲』だそうです�
「もっとサッカーを知りたい、学びたい」という強い気持ちを持って、これからもサッカーと向き合っていきます
熱病フットボーラー OMA