2015.03.14 失敗の先に
「魅せて勝つ!」明八・3代目。
公式戦と名のつく試合が重要ならば、彼らは何も残していない。
その試合だけを見た人たちの目には、彼らが魅力的な選手・チームと映ることはなかっただろう。
今、彼らの魅力に気づけない人たちの目に、3年後、5年後の彼らはどう映るだろう?
悔しい思いをした彼ら自身は何を思うだろう?
積み重ねた日々の成果が現れる日が必ず来る。
「やっておいて良かった」と思える瞬間を楽しみにしておいてもらいたい。
と記したのは、7ヶ月前のこと。
今日は、3年生の送別試合。
ドリか、パスか。
パスか、ドリか。
ドリか、シュートか。
シュートか、ドリか。
パスか、ドリか、シュートか。
ドリか、シュートか、パスか。
シュートか、パスか、ドリか。
予測不可能。
意味不明。
11人全員が「ボールを持てる」とは、そういうことだ。
「魅せて勝つ!」明八OBの恐ろしさを垣間見た。
明光サッカースクール
檜垣さん blog
サッカー選手として一番重要な技術は、ボールを持てて取られないことです。
そのためには、ボールを持てるようになるための技術を指導し、ボールを持てる感覚を覚えさせて、ボールを持てる技術に繋げるようにしなければなりません。
日本では、ボールの持ち過ぎという言葉をよく聞きます。
これって一体何なのでしょう?
「ボールの持ち過ぎ」という言葉の裏には指導者のエゴが隠されています。
そういう指導者は、自分が描いたサッカーをやってくれないから「持ち過ぎ」と言っているに過ぎません。
パスを回して、指導者の描いたパスサッカーになっていると満足なだけです。
本当に本人を上手くさせるためと一番に考えたら、そのためにはボールを持てる技術を身に付けさせようと、試合でボールを持たせなければ、ボールを持てる技術の意味はわかりません。
ボールを持てる技術があるからパスもドリブルも活きるのですから。
下手な大人が持ち過ぎ、持ち過ぎと言っているから、子供達や選手達も意味なく持ち過ぎと言ってしまうのです。
持ち過ぎ、大いにけっこうじゃないですか。
ボールを持ち、そこで取られない技術を覚えさせ、さらに、ボールを持てる技術の中から本人のための判断力を磨かせる指導を行い、技術と判断のレベルを上げていくことが最も重要なのです。
勝ちではなく、価値にこだわり…
結果ではなく、過程にこだわり…
チームではなく、個にこだわり…
常識ではなく、非常識を追い…
普通ではなく、異常を追い…
積み重ねて、積み重ねて、積み重ねた日々。
まだまだまだまだ足りないが…。
今なら感じられるだろうか。
ボールを操れる奴こそ最高。
ボールを持てる奴こそ最強。
「明八サッカー部でテクニックに出会えて良かった。高校でもテクニックを追求する」。
最高に嬉しい言葉。ありがとう!
そう、練習ではなく追求。
まだまだ夢の途中。
この続きは、明八高校サッカー部で。
Boa Sorte!!
チャレンジしろ。
失敗しなくちゃダメだ。
失敗しながら上手くなっていくんだよ。
(井田勝通)
熱病フットボーラー OMA