ボストン留学・初雪と凍結防止剤の罠
2018年は11月中旬、ボストンに初雪が降りました。
その日は朝、家を出るとき‐5℃
東京の下町でぬくぬくと育った私にはイレギュラーな体験です。
なにこれ。外に出ると顔が痛いんですが。まだ、11月ですよね?
ボストンの雪といえば、気をつけなきゃいけないのが、道に撒いてある凍結防止剤です。
地域によっては発熱作用のある塩化カルシウムを用いている場所もあるそうなのですが、高価で金属腐食作用もあるため、ボストンでは主にお塩を使っているそうです。
塩は、氷が水に融ける、「融点」を下げる効果があるので、それを利用しているのです。
そんなわけで道に撒いてある塩の結晶なのですが、こいつがくせ者でして・・・
去年の年末、単身赴任中の夫に会いにボストンに来たところ、私は筋力不足のためか、足をずって歩く癖があるらしく、凍結防止剤に靴底をやられました。
「あたし、旦那さんに会いにボストンに行くんだ!」と無駄にテンションが上がり、奮発して買った、アウトドアブランドのごついブーツでした。
なんか道、ザリザリしてんなーと、無意識に歩いていると、結構しっかりした防水の靴底が、数日で見事にボロボロ。
凍結防止剤の「おかげ」で融点が下がった冷たい雪解け水が、どんどん靴下に染みてきて、最悪の事態に。
せっかくの夫との再会の日々が台無しになりました。
そんな、にっくきあやつに、今年こそは屈してなるものか!
(1)まず、雪道を歩くときは、クソ安い長靴(ダサい)
(2)なるべく、足をあげて歩く。
でも、滑りやすい道では、べた足ずり足のが安全って、言いますよね?
そもそも、ダサい長靴で生活させられてること自体、すでに屈しているんじゃ( ^ω^)・・・あれ?
そんなにっくき凍結防止剤ですが、ファンシーな紫や青に色付けされたものもあります。
太陽熱を吸収し融雪に利用するためなのか、それとも単に可愛いからなのか、それとも私みたいなお馬鹿が靴底をすり減らさないために教えてくれてるのか、目的は謎です。