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ハチに死に場所はあるのか

シンガポールの住居には網戸がない。
こんな素晴らしい機能をもつ調度品がなぜ普及しないのか
不思議であるが、多分、
・終日エアコンをつけている
・ペストコントロールで蚊がほぼいない
ことなどが理由なのだろう。

我が家は私がエアコン大の苦手で冷えやすいため、
気温がそこまで高くない日はキッチンとリビングの窓をあけて
風を通している。
シンガポールは常夏ではあるけれど
高温になるとスコールがふって大地を冷やしてくれるから、
朝夕は日本の夏より涼しいと思うことが多くて、過ごしやすい(と思う)

厳格スケジュールのペストコントロールのおかげで
蚊が入ってこないというのは快適レベルを格段とあげてくれるのであるが
窓をあけていると、もちろん、他の生き物は入ってくる。
まず鳥。
これはまた別記するとして、今日はハチの話。

このところ3日続けて入ってくるハチがいる。
多分同じ個体なんじゃないかと思うのだが、
見た目はスズメバチ(蜂に詳しくないし顔つきまで確認できないから確定できず)
レースカーテンが風にたなびいたその瞬間にリビングに入ってきて
低空飛行でソファ周辺をぐるぐると。
そしてゆっくり床を歩いて、テレビ台の下にいく。
ジッとしばらく動かない。
おとといはまた飛び立った瞬間に窓を大きく開けはなったら運よく出てくれて、
昨日はテレビ台下に隠れて以来しばらく音沙汰ないので
お香を焚いて炙り出し、窓の方へ誘導、やっと外に出てくれた。

で、また今日入ってきた。
このところシンガポールは雨続きで今日は久しぶりの晴れ間。
気持ちよかったのでうっかり窓を開け放っていたら、
侵入を許し、低空飛行でリビング徘徊。

この仔(虫)は死に場所を探しているのかな

とふと思った。
ものすごく元気に飛び回るでもなく、どこか落ち着き場所を探しているような。
そのままにしても特に害はないのかもしれない。
静かに最期を終える場所をうちのテレビ台の下と決めたのかもしれない。
そう思う反面、息子は以前ハチに刺されたことあり二度目は要注意というし
本人(ハチ)は刺すつもりなくても、こちら人間の反応に威嚇して
やいば(針)をむけることもあるかもしれないし、
今日もなんとか退出いただいた。

ハチに死に場所ってあるのかな。
そもそも死期ってわかるのかな。
誰か知ってたら教えてください。

ハチに遠慮して窓をあけられないのもなんなのでやっぱり網戸がほしい。
次の帰国時に網戸カーテンでも買うかな。


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