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税金大国でこれから求められる働き方

日本は税金が高い!

皆さんご存じの通り日本は税金が高いです。
税金だけでなく、年金保険料や健康保険料といった社会保険料も税金に含めると、例えば、年収1,000万円の場合、収入の30%以上が税金で持っていかれます。

つまり、単純に考えると、1年間の4か月ぐらいは税金のために労働していることになります。

そして、一度増えた税金が下がる事例はあまり多くありません。

消費税に関して言うと、今の8%~10%から下がるということはまず期待しない方が良いでしょう。

財務省では税金を上げるというのが出世のための功績の一つになっているという話を聞いたこともあります(真偽のほどは定かではありません)。

では、何故日本ではそこまで高い税金を払う必要があるかと言いますと、私自身経済の仕組みに疎いのであまり詳しいお話しはできないのですが、国は企業と違ってお金を稼ぐことが出来ないため、国民一人一人から強制的に集める必要があるためです。

この仕組みはどの国に行っても同じです。

国は国民のために、社会保障費や諸々の公共事業にかかるお金、近年の例ででは、世界的に流行したウイルスの影響でビジネスが出来なくなった飲食店などに支援金を提供したりと、緊急の出費に備えてお金を備蓄しておく必要もあり、とにかく「富の再分配」という形でさまざまな費用がかかります。

また、最近では、インフレによる物価高における対策として、非課税世帯や低所得世帯に給付金を配ったりすることもありました。

また、今日本が直面している超高齢化社会を支えるためにますます税金を増やさないといけないという理由もあるでしょう。

日本以外のいわゆる「先進諸国」と呼ばれる国々、特に北欧などでは収入の半分ぐらいが税金で持っていかれると聞いたことがあります。

もちろん、喜んで税金を払いたいという人は多くなく、大体の人は税金を払うことに対して抵抗感があります。

それ故に、政治家が国民から集めた税金を使って贅沢三昧をしている、とか、アメリカが属国である日本からお金を搾取する手段だ、といった陰謀論みたいな話が流行るのも無理はないでしょう。

私だって、正直、税金はあまり払いたくありません。


では、私たち国民はどうすれば良いか?

がんばって働いているのに給料の多くが税金で持っていかれる・・
このことに怒りを抱える人は多くいると思います。

しかし、たとえどれだけ税金が上がったとしても、日本人は欧米諸国のようにデモンストレーション活動を行ったりすることはありません。

政府の決めた方針に泣き寝入りの状態です。

いずれにせよ、今の時代の変革期において、私たち国民一人一人に意識改革が求められています。

いつもお伝えしているように、この世界は二元世界であって、すべての物事にはコインの表と裏のように相対する二つの面が常に備わっています。

今回の記事のテーマである高い税金に関しても、コインの表と裏があります。
つまり、良い面と悪い面が同時に存在しているのです。

私たちは、上がり続ける税金に対して悪い面だけを見ています。

これは、私たちの心の根底に強い「恐れ」や「怒り」があるからです。

特に、日本人は俗に「不安遺伝子」と呼ばれる遺伝子を多くもっており、不安になりやすいという国民性がありますので、尚更、強い「恐れ」を本能的に生じやすい傾向があります。

これはこれで仕方がないので、上がり続ける税金という事象が私たちに与えてくれる「良い面」について見ていくことにしましょう。

この「良い面」をどう捉えるかは人それぞれなので、あくまで私個人の意見として、「へぇ~、こういう考え方もあるんだあ。」ぐらいの軽い気持ちで読んでもらえれば幸いです。

私が考える「良い面」とは、ズバリ「働き方の変革」です。

上で書いたように、私たち日本人は1年間の3~4ヵ月を税金の支払いのために働いています。

しかし、もし、あなたが今やっている仕事が趣味のように大好きだった場合、税金を払うことに対してそこまで大きな抵抗感はないでしょう。

何故なら、お金のためだけに働いているのではなく、働くことが生きることの喜びそのものに直結しているからです。

逆に、お金のためだけに大嫌いな仕事を続けているとしたらどうでしょう?

「お金だけが唯一の目的」なので、少しでも支払う税金を少なくしたいと思うのが当然ではないでしょうか。

1年間のうち3~4ヵ月間を税金の支払いのためだけに労働していることに強い憤りや諦め、失望感などを感じながら毎日を生き続けることになるのではないでしょうか。

実際、多くのサラリーマンがこのような状態にあります。

そうでなければ、毎朝都内の満員電車に乗っている人々の顔があそこまでゾンビのようになっているはずがありません。

では、税金が上がり続ける今の日本社会で幸せに働いて生きていくにはどうすれば良いのでしょうか?

結論は、
「好きな仕事をする」
という非常に単純なことです。

就業形態は、正社員でなくてもアルバイトやフリーランスなど何でもよく、大事なのは、
「自分がやっていて少しでも楽しいと感じることができる仕事に就くこと」です。

多くの場合、最初は給料が下がるでしょう。

しかし、給料が下がれば税金もそれに比例して下がります。

非課税世帯になれば税金そのものを払う必要がありません。

一番良くないのは、ただ給料が高いと言うだけで、全く興味関心の無い仕事を続けることです。

たしかに給料は比較的高いでしょうが、「お金のためだけに働いている」ので、その分支払わなければならない高い税金にネガティブな感情を抱き続けることになります。

給料が高かろうが低かろうが、毎日のほとんどの時間を費やす仕事が楽しいと思えるのであれば、人生そのものが充実してくるでしょう。

このような働き方を選択する人が増えれば、世界的に低いと言われている日本人の幸福度も大きく向上するでしょう。

際限なく上がり続ける税金は、今の私たち日本人にとって、働き方と生き方を見直すチャンスを与えてくれていると捉えましょう。

最初は、「お金が無くなったら大変なことになる」という思い込みが強く、新しい働き方・生き方にシフトしていくのには多少の勇気がいります。

しかし、「楽しく働いて楽しく生きる」という、新しい時代の生き方にシフトすることで得られるものは非常に大きいです。

もうこれ以上お金の奴隷として生きるのは止めることです。

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