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主夫をやっています
ご無沙汰しています。諏訪です。
4人の子どもと暮らす主夫です。男性です。
普段私が育児や家事を主に担当しているのですが、
その中で感じていることをご紹介したいと思います。
文春さんの記事を見て昔を思い出したのが発端です。
私が育児を開始したのは5年ほど前のことです。
【今日の話題記事】
— 文春オンライン (@bunshun_online) March 20, 2021
第1弾:「次はお母さんと一緒に来て」…新米パパが感じた“育児の世界に歓迎されていない”違和感の正体
#育児 #文春オンライン → @bunshun_onlinehttps://t.co/SwEyF0ojvA
そのころを思い出してみると、男性も育休をとろう、とか
男女で家庭のことをしよう、と言われ始めている世の中でした。
それで、我が家、というか作りつつある我が半径数メートルの
状況を見てみると、ふと気が付けば夫婦で共働き、妻の方が忙しい
と認識したときに「じゃあどちらかといえば私がお母さん側の役割をやるべき」だと思いました。
その時どうやったかというと、ひとまずいきなり全部始めて、
やれる部分をどんどん増やしていきました。
・食事
・風呂
・掃除
・洗濯
・寝かし付け/夜泣き対応
・送り迎え/保育園等対応
・その他、名前のない家事
私、別の世界に入るときにはいつも心掛けていることがあって
・そこに昔からいるつもりでいよう
・うまくいく努力をするのではなくて、緊張しない努力をしよう
・気軽にどんどん深く入っていって、まずいとおもったらすぐ退却しよう
という感じでやっているんです。
何も遠慮せずに入るけれども、悪いイベントがあったらすぐに引っ込むと。それで、「主夫」もおなじように始めました。
そしたら「イクメンイクメン」とものすごくほめられて有頂天になり
より家事の世界に入っていったんですが、
入るほどに育児とか家事の世界って女性だけが参加する前提で
できてるんだなってことがわかりました。
●子どもをX歳児検診に連れてゆく
⇒ 他所様の女児も男児も同じ部屋で裸で測定
⇒ オッサン(=私)の目に触れる
⇒ 誰も何も言わないけど。。。これきっと「お母さん」しか来ないはずの部屋だったろうな。。。申し訳ない。。
●保護者会に行く
⇒ 育児の苦労を語り合う涙涙のお茶会
⇒ 。。。に居る徹夜明けボロボロスーツのSE。別に私も語れるんだけれども、誰も悪くないんだけれども、なんだか内輪に無理やり入っているような。。。
●保育園の支度めちゃくちゃ
⇒ 先生私にはニコニコ(むしろほめてもらえる)
でも(私が適当に支度したのに)たまに来た妻へ改善の指摘が行ってしまう。。
⇒ 家庭の中の役割的には私の仕事なので、仕事やり遂げられなかった無念が。。。 私に直接言ってほしいけど、先生たちは、私がメインだとは思ってもいないんだろうな。。。
●子どもが情緒不安定
⇒ 先生「本日はご相談があります。お母さんがもっと抱きしめてあげてはどうでしょうか。。。」
⇒ 私 「賛成ですそうします。(先生子どものこと本気で考えてくれていて嬉しい。でも、ウチの子どもたち、私でないと寝かし付けできないからお母さんの抱きしめが原因でない気が。。むしろお父さんの抱きしめが足りないんだろう。。でも本気で心配してくれている先生には言えない。。)」
●育児や家事について、何をしても周りの皆さんから褒められる
⇒ 。。。みなさまほめられずに当たり前にやってることですよ!私だけなぜ褒められるんだろう。嬉しいけど申し訳なさがすごい。。
ひとつひとつあげてみると大したことはないんですが
良くも悪くも外部の人扱いされているところに
居心地の悪さを感じないわけではありませんでした。
「あなたはこの世界の正式メンバーではない」
と言われているようだったからです。
ただ、最近、育児の世界は随分変わってきたように思います。
●保育園の朝のお見送り、昔は男性は私一人でしたが
今はお父さんの方が多いくらいです
●衣類に名前を書き忘れると、先生からきちんと怒られるようになりました
●LINEグループにお呼ばれするようになりました
普通ではほめられなくなり、ミスはきちんと怒られるように
なってきたんです。そろそろ正式メンバーとして加わりつつ
あるんだろうなと感じます。
もちろん不当にほめられることが減ってきたので寂しくもありますし
普通におこられるようになったのは対応が大変ですが、同じ世界の
仲間と認められた気がして嬉しく思っています。
男女問わず参加する人が増えたことで
「女性が担う」という前提が少しずつ崩れる方向に
なってきたんだと思います。
いずれはイクメンという単語が死語になってくるころ、
本当に男女が共に家事をする世の中になるんだと思います。
はやくそうなってほしいなぁと考える日々ですし、
きっとその日は近いんだろうと思います。
この数年間、世の中の進歩を目の当たりにしたからです。
それでは皆様ごきげんよう。