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mari & casa
2016年2月16日 10:21
定点観測の本に感動したのは約20年前です。それは、いくつかの定点から街の変遷を撮り続けた写真集でした。動かない定点。動いていく風景。積み重なった記録に、圧倒的な時間を感じました。何十年分もありましたから、その間に詰まった情報は膨大でした。どれだけでも思いをはせることできました。小説で言うなら、「行間を読む」の行間に当たる部分の奥行きはどこまでもある。しばらく、読後の余韻が