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現地でもそうじゃなくても、ただただ野球は幸せなのです

朝6時半に家を出て、7時半に目的地に到着している。
平日と同じようなスケジュールだけど、今日は日曜日。昨日よりもたった1時間早いだけで、冷たい風が鼻につんと痛い。

昨日に続いて、明治神宮大会に。
昨日はちょうど第一試合が始まったときに席に着いた。今日は開門時間に間に合って何だか嬉しくなる。指定席じゃないときには席を選ぶのも楽しみの1つ。

今日は4試合目まで見たいから少しでもあたたかい席を…と日差しを求めて3塁側に。3塁側からだと、1塁への送球が見えて速さやコースを見て楽しめるし、二遊間・三遊間好きな私にはショート側にいるといい眺めなことが多い。と、シートノックを見ながらふわふわ考えていた。

すっきりと晴れた朝、大好きな球場で野球を観ながら太陽の光を全身に浴びる。素敵な日曜日だ……
と思っていたときに、先日言われた言葉を不意に思い出した。

「仕事でもないし、ただの趣味だけで野球観戦によくそんなに時間を割けるよね、何で?」

一瞬、頭の中に「?」が浮かび、
「確かに」と「何でだろう」を繰り返した。
結果、「よくわからないんだよね、私も」って答えるしかなかったんだけれど。

*

この時代、大体の試合は映像が配信されている。高校野球の地方大会の決勝も南関東地方はほぼほぼ見られるし、SNSで各地の情報もすぐに見られる。
プロ野球もそう。DAZNに入った事で私のQOLは間違いなく上がった。(12球団配信、待ってます)

平日はほとんど観に行かないし、土日だって毎週観に行くわけではないから現地で見る見ないは正直どちらでもいいと思う。生活スタイルに合わせて楽しめばいいのではないのかと私は思っている。
結局、今シーズンもあまり観戦には行かなかったけれど、その分家でたくさん試合を観て、たくさん野球に関する記事や本を読んでいた。それはそれで楽しかった。

とはいえ、高校野球神奈川県予選が土日にある日は開門時間に合わせてふわっと出かけるし、遠征もするし(来年こそ北海道に!)球場ダブルヘッダーとかするし、自分でもびっくりする、こともある。

その場にいないとだめな理由なんてきっとない。
少なくとも、他の人を納得させられるだけの理屈やそれらしい理由は。

わざわざ土日の朝に5時に起きることも、
人混みの中を疲れた体を引きずって帰ることも、
年々ひどくなる日焼けと秋に急に来る肌荒れも、
10-0で負けた試合後の虚しさも、
好きな選手にめちゃくちゃ野次が飛ぶやるせなさも、

別に現地にいなければ体験しなくてもすむし、 その方がいいことだってたくさんある。

それでも、
どれだけ負けても「次こそは勝つところを!」ってより一層観たくなるし、
出場機会が少なかった選手が代打で出てきて「待ってたよ!期待してる!」の歓声は何度だって鳥肌が立つし、
「この選手のプレー見たな」ってそれから応援したくなることもある。

最近は、試合ではなくて空を見ていることもある。
1試合じゃなくて1日球場にいられるときには天気や風や雲とか、試合の合間にも関わらずぼんやりと観ていて。笑
とても綺麗だよ。「そうだった、この日はこんな夕日だったな」って思い出せるし。

現地観戦じゃなきゃだめってなんだろうね。
好きなチームの試合や行きたいときに行ける環境が当たり前じゃなかったから、行けるときに行っておきたいのかもしれない。でも、単純に心地いい場所に行くだけなんじゃないのかな。

やっぱり、いろいろ並べたもののよくわからなかった……笑
でも、今年も球場は大好きだったし、なんだかんだいいシーズンだったと思う。

最後2日間で7試合観たけど、どれもいい試合だった。
大事なところで回ってくるのがチームの中心選手で、それにこたえられるかどうかで試合が決まる。そんな場面を何度も観た。きっとなんだって同じことだな、というのが今日の、そして1年を思い返しての感想。
また、来年。(……かな……?)

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