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4月3日、横浜始めました。

何回も言っているけど、一度あったかくなってから寒くなるのはやめてほしい。
ましてや、ナイター観戦時の寒さはこたえる。
寒さも結果も春先の難しい時期だなあ、と思った神宮開幕戦を経てのカード2回戦目。せっかくだから、と私の中で横浜開幕させてみた。

先発は濱口と高橋。
濱口の立ち上がり……3失点を覚悟するぐらいの不安定さ。陽もすっかり落ちてどんどん下がる気温。あっさり塁がうまり、あっさり先制を許す。「初回に4点取られたら20時に帰ろう」と心に決めたときにペースを掴んだ濱口。見事1点で切り抜けた。
本当に悪かったのは立ち上がりだけ。
ちょこちょこランナー出したり、デッドボールすれすれのボールがあったりしたけど、1回に35球を費やしたとは思えない姿だった。

濱口の立ち上がりとは逆に8球で1回を抑えた高橋。また打線が沈黙してるんだろうか…と思っていた4回。
待ち望んでいたソトの1号ホームラン。なかなかタイミングが合わずに苦戦していた昨シーズンのホームラン王にようやく出た1本目。

ここから宮崎の打席では相手のエラーで出塁し、あら、という間に連続フォアボール。こちらもあっという間に塁を埋めた。一度崩れたリズムは戻らない。暴投で1点をもらった後、甘く入った球を狙った光のタイムリー。オープン戦だけで終わるんじゃないだろうか……なんて心の奥ではらはらしていた私にとって価値あるタイムリーだったし、何ならちょっと泣いた。
相手のミスにも救われ、この回あっさり逆転し、1-4。4点取れるんじゃないの、なんて思っていた。
昨日の終わり方は良くなかった、確かに。
でも、リベンジ出来るなんて良かったじゃない。連敗しないのも大事だよね、

なんて思っていた。

でも、野球の神様はそこまで優しくなかった。

9回が終わった時には負けていた。
悲しいけど、それが現実だった。

3点はセーフティリードじゃなかったし、「勝てるんじゃない?」なんて思ったのが甘かった。

きっと、バレンティンを三振に打ち取ったところで私は勝手にちょっと気が緩んだ。
ファインプレーを見せて、いい雰囲気をまとったバレンティンだったから、「打たれるならここだ」なんて考えてしまったから。

もちろん、ピッチャーにはそんな甘さはなかったと思う。

雄平が打った瞬間に「あ」と小さく声を漏らし、滞空時間の長いボールを見つめながら「入った」と呟いた。
繋いでとった3点も濱口の勝利も一瞬で消えた。

そうだ、ヤクルトは「こわい」チームだった。
それも後半になればなるほど。
先頭の荒木も、ここまで調子が出てなかった山田も、どんどんのびてくる若手も。

どんどん応援の迫力も増して、一気にムードが変わる。9回で「どうやって1点をとろうか」なんて考えても、いや、取っていたとしても勝つイメージがわかなかった。

でも、きっとそんな日もある。

いくら去年「1勝が遠かった」とはいっても、まだ始まったばかりだ。

ピッチャーがうまくいかない時期なんて、毎年経験している。
先発がいない、中継ぎが崩れる、ヤスアキも……なんて慣れっこ。

契約してくれて本当に嬉しかったし、「横浜が好きだ」って言ってくれたこと、横浜市民でもないのに宝物の様な言葉だと思った。去年どれだけ助けられたか、「いてくれて良かった」って思ったか。今シーズンが終わる時にはきっと同じことを思っていると信じたい。

開幕から数試合が終わった今、私の中で、2019年度FOR REALの序盤は「投打噛み合わず」から始まる。
先発が揃わない、ルーキーが好投しても打てない、救援失敗でベンチでうなだれる……

いい方に転べば去年みたいに連勝しちゃうかもしれないし、逆に交流戦また3勝しか出来ないかもしれない。(ほんといつまでもトラウマ。1位で交流戦入ったのに終わったら最下位なんて)どうなるか分からないけど、終わってみたら「今年もいいチームだった」って思ってる気がする。

オープン戦とは違って、やっぱり負けたら悔しい。
それが野球だよね、負けても試合があるって嬉しいよね、って噛み締めながら、今日も試合を観るのだ。応援しない、なんて選択肢はないから。

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