ヒーローになる準備はできているか
時にはびっくりすることが起こる。
それが8月のハマスタなんだな、としみじみしてしまった。
今年は昨日がそうだったのかもしれない。
8月28日、ヤクルト戦。
試合を全部観ていたわけじゃなくて、たまに見てた速報と帰宅後1時間と見逃し再生でちょこちょこ観ただけだけど、とっても盛りだくさんだった。笑
私が速報をちらっと見たときには、4-0で勝っていた。さすがに今日は勝ったかな、なんて思っていたら次に見たときには「4-5」が表示されていた。
そうですよね、首位とゲーム差が開き始めてきたしそううまく連勝なんてできないですよね、と仕事に戻った。
ここまで頑張ってきた平良くんに負けがつくのか……って残念に思いながら。
やっぱり横浜に対しては諦めが早いところがある。
まだ1点差、されど1点差。そのことを忘れていた。
そこからさらにややこしい試合になり、気づけば延長に。
1点がものすごく遠い。これもよく見る。
延長に入ってからは国吉が先日打ち込まれたリベンジよろしくストレートを投げ込んでいた。ランナーを背負ってもクイックにならずに目の前のバッターと対峙する。(いつもやってほしいと個人的には思っている)
ただ、1点が遠い。
気づけば12回裏、最後の攻撃。2アウトながらチャンスを作って、代打山本。ベンチにいる野手最後かな、多分。
(京都出身独立リーグ出身の2年目キャッチャー、関西出身の選手はいつもより多めに覚えてる。)
正直引き分けか、って思ってしまった。
試合経験も少なくて、今シーズン1軍で6打数1安打。ここまで代打が回ってくることさえきっと珍しいんじゃないだろうか。
2球で追い込まれた3球目、ライトに流して打った打球が落ちる。柴田がホームに帰ってくる。
ハマスタが沸きに沸いたのが画面越しでもわかる。
私は驚きでしばらくその様子をじっと見てから、またしてもちょっと泣いた。
平良くんがバレンティンに3ランホームランを打たれて本当にがっくりきていたのも、
梶谷が代打でバースデーアーチを打ったのも、
国吉が回をまたいだのも、
武藤が移籍後初勝利を掴んだのも、
全部今日のこの瞬間につながっていて、鳥肌がたった。
まさかドラマみたいなことがね、を現実にするチーム。そして、みんなが全力で喜んで抱き合って笑っていて。そんな瞬間を見せられたらやっぱりこのチームは勝って喜んでほしいって願ってしまう。
これで今日の試合が始まるまではほくほくした気持ちでいられる。
じんわり嬉しくなってサヨナラの瞬間を見返したりしていたおかげで寝坊したのはご愛嬌。(仕事には間に合いました
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