好きでいたいからこそ、手放すのだ
今シーズンは野球に対して、「しない」を心がけるようになった。去年までは「行けそうなら行こう」だったし、「できるならやろう」だった。
でも、なぜかしんどく感じることが増えてきた。仕事じゃないのにストレスを感じるなんて不毛すぎる……。
そんなわけで心がけてるのがいくつかのこと。
●選手やチームへの評価をSNSでしない
一つは、「愛や期待を込めた言葉だから」がどんどん文脈や行間でうまく伝わる気がしなくなってきたから。
最近でこそ「かわいい」や「尊い」って言うものの、元々あまり応援をしない。
「たまたまのナイスプレーで終わらないでね、当たり前に続けられるようになってね」という思いがある。(チャンスの度にゲッツーなのに、ノーアウトランナーなしでヒット数もなあ、と思うことも正直ある)
それに、諦めそうな時や期待していない時に攻撃がうまくいくほうがびっくりして喜べる。期待して最悪のパターンでがっかりしないための私なりのリスクヘッジ。
最近、自分のスタンスわざわざ伝えようとしなくてもいいかと思うようになった。
もう一つは、公にしない方がいいと考えるようになったから。
好きな球団やいい試合、好きな選手がいるということは逆もまた然り。好きなプレースタイルや好きなポジションがあるから、応援してる球団にだって、どうしたってうーんって思うことはある。単純なミスとか疑問がわいたり、は別かもしれないけど……。
共感してもらわなくてもいいので、穏やかに野球を観たいんです。
●行きたい試合しか現地に観に行かない
例え、横浜戦でもハマスタでも。
苦手な球団との試合は家で観るぐらいでいいし、チケット決めるまでにごたごたするのも面倒だし、行くのがちょっと億劫になるのならもう行かなくていいかなというのが今シーズン。
野球を観に行きたい、と思ってから家に帰るまで、幸せな気分でいたい。わがままかもしれないけど、その間に嫌だ、面倒だと思うことは極力減らしたいのです。
●無理に最後まで観ない
上にもつながるけれども、「せっかく現地にいるんだから」って思うこともやめた。
テレビでも同じくだけど。
「最後に何か起こるかもしれないから最後まで観よう」もいいし、起こったら嬉しい。
でも、それまでに「もういいかな」と思う原因がなくなるわけじゃないのなら、「観なかったら良かったな」と思うのならやめる。
現地なら、早く帰りたくなったら帰る。
嫌な気持ちで混雑した電車に揺られて疲れていらいらし始めるぐらいなら、早く帰ってお風呂に入りたいし、逆転したなら結果に喜ぼうと思う今日この頃です。
●批判や議論を見ない
思うことはもちろん色々あっていいと思うのです。基本的には正解も不正解もない。(選手を傷つけるような話は別だとして)
特に連敗すると分かる、采配や選手のプレーへの思いや「こうだったらいいのに」論。
今日は今日、明日は明日。試合が観られたらとりあえずはいい。応援したいだけで、好きなチームを見たいだけで悩みたくはない。
●「ただのファンでただの野球好き」であることを忘れない
長々と書いてきたものの、「このスタンスを理解してね」とも「賛同、共感してもらえたら嬉しい」とも全く思っていなくて。
だって、人それぞれの楽しみ方があるんだから。
だから、できれば野球へのスタンスについては批判や議論ではなく、単純にそれぞれが楽しめる様になれるといいなあと思うのです。
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