無限ちゃんへのラブレター
無限ちゃんと初めて会った時、彼女は目印に
「コートのポッケに死ぬほどファーがついてる人です」と言った。
瞬間、今日の出会いが楽しくなることが予感された。
死ぬほどファーって何、でもそのおかげで瞬時に彼女を見つけられた。
そこからも無限節は止まらない。
コカコーラポイントが溜まってるからと、謎に飲み物を奢ってもらう。
不思議な人だな、と思う。
そこから私が調べたシチュー屋さんに向かう。彼女は予想よりも快活な雰囲気の人で可愛らしい人だった。
食べたいと言っていたバスクチーズケーキがあると知ると無邪気に喜んだ。
その後大さん橋を渡って赤レンガ倉庫に行って観覧車に乗った。
同じデートコースを多分1万人以上通ってるんじゃないだろうか。
それほどにわれわれの道行きはデートだった。
そう、最後のケーキ屋さんに1時間以上並んだのに自分たちの前で順番が終わっても、笑えるくらい可愛いデートだったのだ。
一日くたくたに歩き疲れて、でも私はこの疲れが嫌じゃなかった。
また、この人に会うだろうな、と思った。
春になったら、またデートしようね、無限ちゃん。
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