「縁」というものは本当に不思議ですよね。
私はこの「縁」という言葉、とても好きです。
「袖摺り合うのも他生の縁」
ということばがありますが
見ず知らずの人とすれ違う時
ちょこっと触れ合うようなことでも何かのご縁だったり、
また、「他生」というのは今生に対する言葉ですから、
前世、そして来世をも意味しています。
前世からの縁であると同時に、来世での縁をも結んでくれた、
と、考えるようです。
「袖」には袂(たもと)がついていますが、
袂は物を入れることもでき、
また、魂が納まるところでもあるとされています。
故に袖摺り合う・・・というのは、
魂の触れ合いの意味を強めているのではないでしょうか。
別れ際に「バイバイ♪」と手を振るのは、
誰もが経験されてることでしょうけど、
何故手を振るのかと疑問に思ったことはありませんか?
手を振るという行為は、本来は袖を振る行為だったそうで、
これは「霊振り(たまふり)」といわれて神社にお参りする際などに
柏手を打ち鳴らすのと同じ意味を持っているそうです。
魂が込められた袂を振ることで、自分の魂を喚起させ
相手の生命を再生させて、パワーを与えようとする作法が
バイバイ♪と手を振ることの本来の意味なのですって。
そう考えますと手を振る時は、結ばれたご縁に感謝し、相手の幸せを願い、
心を込めて振りたいものですね☆
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