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七夕祭りのこと その1
今年の七夕は8月25日火曜日。
七夕飾りは一夜飾り。前日の夕方より一晩飾り、翌日には川や海へ流します。
七夕は日本の7月7日の節句行事と中国の「織姫&彦星」星物語と同じく中国の「乞巧奠」(きっこうでん)という宮中行事が融合されました。
中国から七夕が伝わったのは奈良時代。その以前から7月7日の節句では、「棚機(たなばた)」「棚機津女(たなばたつめ)」という行事が行われていました。五穀豊穣祈願の為に、その村の若い女性が選ばれて、水辺に機織り小屋を建てそこにこもってお供物としての反物を織る習わしでした。この時の織り機が「棚機」という名のものです。
機織りの神様について。
天羽槌雄神(アメノハヅチノオノカミ)は機織りの祖神とされており、男神です。天羽雷命(アメノハヅチノミコト)倭文神(シトリカミ)・倭文神(シズノカミ)とも呼ばれます。織物の神、機織りの神として信仰されています。天照大神を天の岩戸から誘い出すために、文布(あや)を織ったといわれる。文布は、倭文布とも倭文とも書き、「シドリ」「シヅリ」という織物。
機織りの神様は女神で、タカミムスビという神様の娘です。古事記と日本書紀では別なお名前になっています。古事記では万幡豊秋津師比売命(ヨロズハタトヨアキツシヒメノミコト)。日本書紀では、多くの似たお名前で登場されてます。栲幡千千姫(タクハタチチ”ヒメ)・栲幡千千姫萬幡姫命(タクハタチチ”ヒメヨロズハタヒメノミコト)・天萬栲幡千幡媛命(アマヨロズタクハタチハタヒメノミコト)・萬幡姫(ヨロズハタヒメ)。
天棚機姫命(アメタナバタヒメ)は別名天八千千比売(アメヤチチ”ヒメ)天衣織女命。栲幡千千姫と同一神ではないかという説もあります。