バチェロレッテ3を、見終わりました……
しんどい……
亜樹さんの振る舞いが、とかじゃなく
櫛田さんの言葉選びが、とかじゃなく
坂口さんとのあれこれが、とかじゃなく
もう、色々しんどい……
もう何とかいうか全体的に辛かったバチェロレッテ3だった。
バチェロレッテ及びバチェラーの過酷な部分ってあまり意識されないけど、それがモロに出まくってしまったシーズンに感じた。
バチェロレッテも男性陣も皆落ち着いていて、クレバーだからこそ下品にはなっていないけど、その分グロテスクさがあるというか。
まずは、孤独で大変な責務をやりきった亜樹さん、本当にお疲れさまでした。
ファイナル振り返り
・坂口さん
7話の「俺昔チャラかった」発言には結構引いてたんですが、ファイナルで印象がかなり変わりました。
最初は好印象を得られて特にあまり考えずやっていたけど、終盤は周りと自分に置かれた状況をよく見て、行動に移していた人だったんじゃなかろうか?と思ってます。
実質辞退者も多く出ているような状況は坂口さんも分かっていただろうし。
そんな状況でも、最後に手紙を読んでローズを受け取れる場所でいてくれたのは、番組的にも亜樹さん的にも大きかったんじゃないかなと。
「俺昔チャラかったよ(やめるとは言ってない)」って暗に伝えることは、「渡しても友達から」とド正直に伝える櫛田さんと比べると誠実ではないかもしれないしダサい発言だったかもしれないけど。
最後は亜樹さんのお母様ともしっかり話して、亜樹さんもといバチェロレッテという番組に向き合っていたなぁと思いました。
まあ亜樹さんが「この人とずっと一緒にいられると思った」とかじゃなく「ファイナルローズを任せられるかな、頼れるかなと思って(意訳)」と言った時点で、亜樹さんの無情さが出てるんだけどね……
残念ながら日本に帰ってからお話合いをして、付き合うことはなかったということで。
何となく、2人が付き合っている様子が想像できなかったから納得してしまった。
悲しいけど、ダラダラ付き合ったフリして破局報告、なんかよりとても誠実な対応だったと思います。
付き合ったら、視聴者は「最近会ってそうな写真がない!」「別れたかも!」みたいな憶測でまた盛り上がってしまうからね。
・櫛田さん
慣れてないのも分かる。ちょっと回りくどい言い方になってしまうのも良いところ。
だが!言っていいことと悪いことが!!あるんだよ!!!!
「亜樹さんから選ばれなさそうで、肩の荷が降りた」
「(残っちゃって)やばいやばい」
「俺選んどけよって気持ちは全くない」
そんな言い方しちゃうのかよ!
もうちょっとなんかこう〜!!
でもぶっちゃけ、櫛田さんにも擁護できるところはあるんだよね。
そりゃあね、「普通事件」があったら誰でも萎えてしまうよね。
これ櫛田さんは、「喋ると意外と親しみやすくて……」っていう意味で。
(因みに亜樹さんは櫛田さんが弁明するシーンで、割と会話を奪い取っているのも気になる……)
自分が言ってないのに湾曲して受け取られて、いないところで他の男性陣の前で愚痴られたら、気持ちなんてなくなっちゃうよね。
私が櫛田さんだったらそこで冷めると思います。
「史上最強のバチェロレッテと恋をしにきた」も別の意味に捉えられてたしな!
そういうことがあると相手に対する表現に気を遣ってしまう。気遣いすぎて変に会話しちゃって、逆効果になってしまったり(例:おはぎ事件)。
亜樹さんはコミュニケーションを早とちりしてしまったり、何段階か飛躍して捉えてしまったりしてしまうところがあったから、きっとそういった積み重ねがカメラの裏とかでもあって、気持ちがダメになってしまったんじゃないかな。
本当に良い意味でも悪い意味でも真面目で誠実なんだな、と思いました。
自分の気持ちに嘘も吐かず、テレビ的なエンタメを度外視してまで、これからのことを真面目に考えていました。
それがバチェロレッテ的に正しいかどうかは一旦置いておいてね。
正直渡されなくて帰された直後の「今が1番亜樹さんのこと好きになってると思います」の意味は全く!!分からなかったですけど!
手に入れたと思ったものが手を離れて、一時的に恋しくなっただけのように見えました。
アフターローズでも「未練はない」と言っていたけど……
・アフタートークの印象
まずMC陣最強じゃない?
ノブコブの吉田さんいつも面白くて大好きだから贔屓目なんですが……
北森さんや梅谷さんなど、視聴者が「どう思ってたんだろう?」ってところをしっかり男性陣から聞き出してくれたり、ヒール役を(きっと)買って出て、櫛田さんに亜樹さんとの今後どうなるかを聞いたりしてくれて。
自分の立ち位置を理解しすぎた立ち回りでした。
更に好きになるを超え、最早恐怖を感じる。
あと、今田さんもいてくれて良かった!
イジリが得意で、男性陣の面白さを何倍にもしてくれた。イジリも全然嫌味がなくて、もう、凄い(語彙力)
亜樹さんに話しかける時も、気持ちを汲んだリスペクトした声かけをしていたのが凄く伝わったし。
メアリージュンちゃんもずっと亜樹さんの味方でいて、本当にバランスが取れた良いMCだった。
このわりかし重いアフタートークを綺麗にまとめてくれた。
バチェロレッテが今後も続くなら、この3人と+視聴者の代弁をしまくってくれていた好井さんにお願いしたい!
で!山本さん、最高か?
誰の話も「うんうん」と頷いて、
亜樹さんと坂口さんのお別れ報告にも、
「2人が芯があるって分かってるから、相当話し合ったんだなって思うし、戦ったメンバーとしては応援したいなって思ってます」
と真っ先に言ってくれて。
こんな空気だったバチェロレッテがちゃんと「戦い」だったと口に出してるのも凄すぎて。
最後真っ先に「大丈夫だよ〜!!全然!」と声かけたのも、温かすぎる……
あんなリタイア勢が多かったバチェロレッテ、きっと何か思うところもあっただろうに、亜樹さんと坂口さんが負い目を感じないように凄くフォローしてくれていて、本編でも垣間見えた優しさや気配りが存分に発揮されていた。
2on1の会議も、きっと色々考えて、空気を読んでくれたんだろうなと。凄い。
今回の男性陣、素敵な人多すぎんか?
私はどちらかというと、亜樹さんのコミュニケーションとは多分合わないタイプだから、こうなったのも、そりゃねえ…と思ってしまうところもある。
櫛田さんの「普通事件」はもちろん。
梅谷さんの「友達からは発展しにくいな」発言は、やっぱり早とちりすぎた。
最後まで聞いてたら何か変わったかは分からないけど、やっぱり亜樹さんは会話切って流れを変えるタイプに見える。
上手く伝わらなくて責めたくもなるだろうに、アフタートークで真意を落ち着いて話した梅谷くん良かったな。
坂口さんとの「チャラい」発言だって、その場で全然深堀してよかったのに抱え込んでしまって、後日責めるみたいな感じになっちゃってたし。
そもそも、これまでの男性遍歴で
亜樹さん「これ直して」
→元彼「分かった」→
亜樹さん「何やこいつ!自分がない!」
っていう思考回路も、あまり理解できなかった。
ここらへんの価値観は、自己犠牲してまで相手に合わせる飯田さんと合わなかった理由かな、と思う。
亜樹さんは追いたいのか、愛されたいのか、プロレスがしたいのか、マウントを取りたいのか、説き伏せたいのか、説き伏されたいのか、私にはよく分からなかった。
もちろん孤独な旅で気持ちが不安定になってしまう気持ちが分かるから、その心情の揺れでそういうブレが出てくるのかもしれないけど、私にとって感情移入は少し難しかったです。
私が、亜樹さんの好みと真反対の無限に優しい飯田さんが好みなのもあると思います。
私なんて「治して!」→「分かった」がいいよ!
死ぬほど私に優しくして欲しいよ!
普通に尽くして欲しいよ!
雪見だいふくは1個貰うし、ピノは5個貰う!!
結局は、好きになった櫛田さんの好みに自分がハマらなくて、恋が叶わなかったってだけかもしれない。
まあでも個人的には、湾曲解釈してちょっと暴走してしまった「普通事件」がなければ、結末は変わったのかもしれない、とも思うんです……
亜樹さんの悲しい表情がたくさん映ってしまって、私はバチェロレッテじゃないのに、この度は絶対にしんどかっただろうし悲しかっただろうなぁ、辛かっただろうなぁと凄く悲しくなってしまった。
櫛田さんは「人が落ちていくと、その分自分と向き合う時間が増える(意訳)」と言っていたけど、亜樹さんはずっと1人で他人に相談することもできず、自分の考えが頭の中で増幅していくだけなんだよね。絶対過酷です。
もちろん、萌子さんも、ミキティも。
SNS社会でバッシングされる可能性だってたくさんあるのに、出演してくれてありがとうございました。
帰ってきた日本でゆっくり、好きなことして欲しい。