ブランウェン〜ケルト神話
神話を基に感性で読むシリーズ
許し〜forgiveness
女神のパワーオラクルカードより
ブランウェン〜ケルト神話
Forgiveness〜許し
許すと言うことほど 本当の深い意味で難しい事はない。
許したつもり 自分に許すと言いきかせる
一時的には平和を取り戻せても
それはその場凌ぎに過ぎないかも知れない。
無理はせず許せないものは許せないままで良いのです。
ただあなたに知って欲しいことは
その許せない気持ちを前身のエネルギーに変える事が出来るということ。
そして人を信じる気持ちを忘れないこと。
誰もが敵ではないことを知っていて欲しい。
この世には様々な人がいて
人にも様々な顔があって
忖度の中で多面的な顔に触れている。
どの顔と触れていくのかは
実は全てはあなた次第なのだ。
大人になってから
その悲しい出来事が起こる前に既にあなたは心の中で 何度も襲ってくる古い痛みに支配されてはいなかっただろうか?
また自分にはこの連鎖を断ち切る力がないとか。
どうせいつもこうなる。
あなたの手放せないでいる無力感、不信感 古い心の傷
心を縛る鎖を断ち切って
あなた自身で、ここから出られることを信じて欲しい。
人を許すとは このように
今ここだけではない未来に進む為にも大いに役に立つ。
即ちあなたの為に他ならない。
勇気を持って
飛び出して種子を撒き
自分を信じて新しい道を進む中で
許しは再び人を信じる心を与えるであろう。
実りを得たあなたは
以前のフィールドより何段も高く優しい場所に辿り着く。
その時本当の意味の許しがもたらされる。
私たちは この人生の中で因縁という大きな渦の中に時折巻き込まれてしまうことがある。
溜め込んだフラストレーション
抑圧した個人のストレスの捌け口として利用されることもあるだろう。
一つのものをターゲットに執拗に排除し虐め抜き結束を固める集団心理
まるでイニシエーションのような負のエネルギー
あなたはそのような環境に居続け萎縮する必要もなければ
誰かを不機嫌にしたと責任を取る必要はないのです。
さぁ。そこから立ち去る自分をまずは許してあげて。
*ケルト神話で最も悲運な結末を迎えた女神
女神というより人間の女性に近いブランウェンは
人々に傷つけられ自ら死を選んだ。
ブランウェンは、それでも自分を傷つけた人たちを許したと言われる。
神話的考察
~アイルランドへの嫁ぎ~
アイルランドの王マソルッフが,ブリテンの王ブランの妹であるブランウェンを妻に迎えようとし、ブランもそれを受諾した。
だが、ブランウェンの異父兄弟エヴニシエンがこの縁談を嫌っていた。
(自分に婚姻の意見を聞かなかったことが原因)
彼はマソルッフ王を侮辱するために王の馬を痛めつけた。
これをきっかけに両者の関係は一触即発であったが、ブランの賠償でなんとか手を打った。
この時の賠償は「死者を生き返らせる魔法の大釜」というものであった。
この後、ブランウェンはアイルランドに嫁ぎ全て平和的に解決した・・・・。
~台所で働かされる妃~
アイルランドに嫁いだブランウェンは息子のグウェルンを産んだ。
だが、アイルランド人は王の受けた侮辱を蒸し返し癪に障るものでありつづけ、ついに虐待されて台所で働かされることになった。
さらには、毎日肉屋に耳を叩かれるという屈辱的な待遇をも受けていた。
そこで、彼女は台所でひそかにムクドリを調教し、境遇を訴える手紙をつけて故郷に飛ばした。
だが、この手紙が最悪の戦争を引き起こすことになる・・・。
ブランウェンはウェールズの愛と美の女神で、その慈愛と寛大さで信者に愛された。 リュールとペナルディムの娘。 イングランドと強者の国の巨人王ブランは彼女の兄で、夫はアイルランド王マソルウィチである。
ブランウェンは、若く美しい女性として描かれているため、3人の中で最も乙女チックな存在です。 誹謗中傷された妻 は、虐待された妻の守護神として知られ、束縛を解き放ち、新たな出発を祝福する女神である。